インゾリア シチリア オーガニック カンティーネ ヴォルピ 2019
評価:6点
コスパ:A
価格:1,166円(税込)
生産:イタリア シチリア
品種:インゾリア100%
購入場所:ネット
今回紹介するワインは数年前にたまたま飲んで印象がよく、たま~に買っているワイン。スーパーによっては普通に売っていることもあり手に入れやすいです。基準がわかりませんが、オーガニックということなので自然な感じを味わえると期待。数年前より少し高くなっているような気もしますが、まだ価格的にはデイリーワインの範囲内でしょう。
こういうワインは結構冷やして飲むことが多いのですが、あんまり細かいことは気にしないで飲めるワイン。際立ったところはないものの、この価格帯の他のイタリアワインに比べて雑味というか、引っかかりみたいなものは少ないと思います。少し柑橘系のテイスト、軽い飲み口で少し酸は感じます。ゴクゴク飲める系のワインで、味わうというよりは食事と一緒に楽しむといったところでしょうか。全体的にそこまで主張があるワインでもないですが、酸も少しあるので、魚介系とかキノコ料理とか合うのではなかろうかと。
品種はインゾリアという知らない品種でしたが、シチリアの原種らしいです。最近デイリーワインの価格帯の白ワインは、いくつか好みのものがありますが、やっぱり製造技術とか規模とかサプライチェーンが成り立ってこの価格でこのクオリティなんだろうなと思います。当然ステンレスタンクですし、そのほかにもコストをなるべくかけないように、ほどほどのワンを造ることが重要になってきていると思います。日本で言えば獺祭みたいな感じでしょうか。獺祭は個人的には別にわざわざ買って飲もうとは思いませんが、全国どこにでも置いているし、その割には低価格でおいしいみたいな。
ワインはもう世界中で気取った飲み物ではないので、最高の品質のものを昔ながらにつくり、生産量も少なく、価格もプレミアム、みたいな世界だけではなく、安くておいしいワインをいかに沢山つくって流通させるかは非常に重要に思います。このワインは、オーガニックを謳い、売り方を考え、安いワインの価値みたいなものを考えさせられる一本でもありました。
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