常陸野ネストビール セッションIPA
評価:7点
コスパ:B
価格:400円くらい(350ml)
生産国:日本
購入可能場所:成城石井
結構良く見かける常陸野ネストビールですが、IPA飲んだことなかったので買ってみました。クラフトビールとしては大手なのかわかりませんが、ここがやってるビアバー的なものもちらほら見かけます。クラフトビールを作り始めたのは1996年だそうで、先見の明があったようにも思います。また、新鋭のクラフトビールにはその良さがあると思いますが、25年もやっているとなると、しっかりしたノウハウが蓄積されているのではないかと想像できます。
飲んでみると、あんまりIPAっぽくなく、オレンジっぽいフルーティさは少しありますが、所謂トロピカルな感じとか、フルーティな感じというものは全面に出てこないビールです。エールなのにラガーみたいなイメージすらもってしまう。とはいうものの、アルコール度4.5%と大手ビールよりも低いのに、味わいはしっかりしていて、中々いい。夏にも飲めそうな感じです。
例えば大手ビール会社が出しているエール、例えばエビスのエールみたいなものを少しクラフトビールっぽくして、フレーバーが少しあるというイメージでしょうか。電車や新幹線に乗って旅行とかするときに丁度いいみたいな・・・。普段飲みとしては仕方ないことですが、少し高く、またこの値段を出すなら違うビール選ぶかもなぁ、といったところ。
アロマ感も少しありますが、基本的には飲みやすいIPAであり、日本らしいクラフトビール。何かをすごく強調するわけでもなく、狙ったわけでもないというか。万人受けすると思いますし、IPAが苦手な人でも、それほど苦味もないので十分飲めるのではないでしょうか。
オススメか?といえば、クラフトビールを飲み慣れている人は、うん、まぁほどほどにうまくてこんなもんかな、って感想が聞こえてきそう。飲み慣れてない人には、丁度いい塩梅のクラフト感があってエントリーとしてはいいのではないでしょうか。
国産のクラフトビールはある程度の規模になり、ビジネスとして成り立ってくると(実際成り立ってるかは知りませんが)味に特徴がなくなるというか、一定のおいしさはあるけど面白くない、国産の大手ビールよりは個性があるけど、何か合わせにいってる感がしなくもないです。実際のところどうかはわかりませんが、このビールは良くも悪くもそういう印象があるビール。
ほどほどにはおいしいのでオススメは出来ますが、一度飲んでいただくと何となく書いてあることがわからんでもないなぁという感想になるかもしれません。
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