GOOSE (グース) IPA
評価:6.5点
コスパ:C
価格:439円(355ml)
生産国:アメリカ
購入可能場所:成城石井
グースは、シカゴ産のアメリカビールらしいです。成城石井でだんだん飲んでないビールがなくなってきたため、消去法で購入。きっとこれもアメリカなら2ドルとかで買えるんだろうなとか思ったり・・・。
香りは中々あり、ポップ沢山使ってるんだろうなーって感じ。どうもこのグースは1988年からあるようで、歴史があり、IPAは今でこそ人気があり、様々出ていますが、かなり初期的なころから造っていたらしいです。
味はというと、確かにクラシックなIPAと思えてしまいます。フルーティさはそこまで感じず、華やかさも最近のIPAに比べて少ない。どちらかというとどっしりしている味わい。苦味はかなりあり、IPAだなーって感じ。ポップの質は良さそうで、沢山使っていると思われるし、苦味ともにポップ感をハッキリ感じられます。
ただ、どっしりとしているわりには、味にそこまでの深みはなく、個人の好みで言えば、少し苦味が際立っているので、ごくごく飲むというよりは、ゆっくり楽しむビールといえそうです。フレンチフライとか揚げ物とかに合うと思います。
しかし、海外からのビールは勿論輸送費もありますが、酒税ってどうなっているのでしょうか。日本産のビールでも一般的に他国より高いのは、歴史的な背景があるように思います。酒税は未だに政府の重要な財源となっているわけですが、元々は明治時代までさかのぼります。
元は軍事費などを確保するためのものだったわけですが、ビールは未だに45%くらいが税金ですし、贅沢品としてみなされている感じです。確かに、例えばアメリカでは1本100円~150円、クラフトビールでも2~3ドルほどで売られていることを考えると、だいぶ違い、日本では500mlであっても大手ビールメーカーが出すビールは300円程度します。
そこで出てきたのが発泡酒や第3のビールのようなビールのような高額な税金を取られないために大手のビール会社はビールの基準を満たさないビールっぽい飲み物を開発し広まりました。そして今はそれに加えて糖質ゼロなどの健康に気をつかうものが生まれています。ここまでこういった商品が広まっているのは日本だけでしょうし、それは酒税の影響が根本的には大きいはずです。
こうして、日本人の舌は劣化をし、ビールっぽいビールが定着をしていくのは、なんだか悲しいですが、とらえようによってはそれは文化であり、なるべくしてなったともいえるでしょう。私は飲みませんが(笑)
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