コノスル 20バレル シャルドネ 2019
評価：7.5点
コスパ：A
価格：2140円くらい(税込)
生産：チリ
品種：シャルドネ100％
購入場所：ネット
コノスルの20バレルシリーズは、主に気軽な週末ワインとして活躍をしてくれます。その下のレゼルバやノーマルコノスルはデイリーワインという感じですが、20バレルは2000円程度するため、私にとっては少しデイリーワインとは言い難い。しかしながら、このクオリティの高さは驚くべきものがあり、コノスルには驚くわけですが、特にシャルドネは白の中ではオススメ。これはレゼルバにも言えることです。
たぶん数年前にラベルのデザイン変わり、モダンになった20バレルですが、私は以前のシンプルなデザインが好きでした。まぁそれはいいとして、香りはフレッシュさも感じつつ、レモン、蜂蜜、パイナップルみたいなトロピカルさを連想させます。飲んでみると、大体想像通りで、ライム、レモンなどの感じと少しナッツっぽさも感じます。酸味はフレッシュさもありつつ、程よい感じで主張してきません。レゼルバとの違いは、リッチさともいえ、ボディが少しレゼルバより厚く、上品で20バレルのほうが舌を包むこむ感じがあります。20バレルってたぶん樽熟成させてるのだと思いますが、その辺りがよりナッツっぽさや豊かな味わいにしているのだと思います。複雑というより豊かというほうがいいかもしれません。
何度か書いていると思いますが、コノスルはいくつかシリーズがあり、段階的にも値段も上がりますが、ハッキリと値段に比例し、違いがわかるのが面白い。そして、それぞれの価格帯で抜群のコスパを発揮し、チリワインの理解を深めるのに役に立つような気がします。
白ワインも難しいところで、2000円辺りって結構中途半端な気がします。勿論シャルドネといっても国や地域によってだいぶ特徴も違うとは思いますが、フランスで見つけるのは難しく、イタリアは旨安な1000～1500円くらいのワインはいくつか思い浮かびますが、2000円前後ってあんまり思いつかず。知らないだけなような気もしますが、20バレルのクオリティは中々ないような。
所謂、良いシャルドネなワインってやっぱり結構な価格すると思いますし、少なくともこの20バレルはリッチな感じで、その結構な価格がするワインの片鱗みたいなものは感じることができるし、一段上のシャルドネってどういうものかの想像が出来る感じではなかろうかと。レゼルバもおいしいけど、そういうおいしさとはちょっと違う感じかもしれません。
ノーマルコノスル（800円くらい）レゼルバ（1100円くらい）20バレル（2100円）くらいですが、同時に比べるととても面白そうな感じはします。是非どのシリーズもオススメですが、20バレル試してみてください！
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