赤武 AKABU 純米酒
評価:7.5点
コスパ:A
価格:1,430円(税込) 720ml
購入場所:ネット
製造元:赤武酒造(株)
ネットである酒造のお酒を3.4種類まとめて買うときに、送料の関係で飲んでないお酒を買うというのが日常になっていますが、このAKABUはそのうちの一本。これが飲んでみたら結構ビックリするおいしさでしたので紹介となります。何でも20代の方々が中心となって造っているそうです。非常にクオリティが高く、他の種類も飲んでみたくなる感じ。
純米酒ということですが、精米歩合が60%なので純米吟醸みたいなものでしょう。香りは水あめ、梨っぽいフルーティさを感じこれは飲んでも同じ印象。まず口に含むと米の甘み、旨味がしっかり感じられ、フルーティさもほどほどですが、極端ではない。非常にスムースで柔らかいと思いつつ、実はキレもよく、酸もほどほどにあるという素晴らしさ。最後に少し辛味みたいなものを感じますが、基本的にはバランス型で最初穏やか、最後に酸味という感じ。水あめっぽさがもう少しないほうが好みですが。
バランスの良さ、一定のモダンさ、丁寧な造りを感じるお酒ですが、まだ完成度はあがるような気がします。また、3日ほど開栓してから改めて飲んでみましたが、少し腑抜けるというか、コクが弱まり、苦味が若干増します。ただ飲む環境というか体調も違うので、どこまで劣化するかは定かではないです。
赤武酒造自体は明治に始まったらしいですが、6代目が盛岡に移転した2013年に、素人を集め立ち上げた酒造ですが、ラベルのデザインも良いですし、確かに若さやフレッシュな感じはします。こういうのは何でですかね。酒造の建物自体が新しいのかわかりませんが、山口の天美などと並んで今後さらに飛躍してほしいです。新しい時代をつくるのは老人ではないということですかな。
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