グレンリベット 12年 イリシットスティル
評価：7点
コスパ：C
価格：6,980円くらい(700ml)
購入場所：ネット
現行の12年を今年飲んでみたら、相当がっかりして、値段なりのウイスキーに成り下がってしまったように感じたグレンリベットですが、こちらは限定品で、アルコール度も48％あるし、ツイッターでも評判良かったので、そういうウイスキーってどんなんだろう？と思って買ってみました。結果的に中々面白いウイスキーで、現行12年のノーマル品とは別物だったので紹介となります。
香りは、バニラ、オレンジ、結構強めのアルコール臭、ウッディさがあり、なんというか若いけど結構俺ってパワフルじゃね？みたいな感じ。オーク樽使ってるような感じですが、わからん。リベット特有のリンゴっぽさは感じるものの、18年でも感じたオレンジっぽさのほうが目立つような。
味は、繊細さはなく、リンゴ、オレンジな柑橘はわかりますが、すぐに中々パワフルなアルコール感がくるという感じ。そしてピリピリ。かなりドライな感じはあり、華やかさはあるものの、やはりアルコールのパワフルさが際立ち、さらに若さもあります。最後のほうにシナモンぽさというか、香辛料的な香りがふわっとしたりもしました。
結構大胆だなーと思いつつ、ありといえばありで、ロックにしても悪くなかった。やはり通常のアルコール度40％とはだいぶ違い、バランスが取れてないわけでもないけど、その分若く、粗さもあるという感じ。ほんの少量加水したほうがリベットらしさがわかります。
18年が開いていたので、飲み比べてみましたが、パワフルさは圧倒的にイリシットで、同時に比べると18年が貧弱に感じます。ただ、それがいいというわけではなく、粗さとパワフルさで18年の良さを相殺みたいな感じなので、同時に飲むのはオススメしません。ヴィンテージ感はイリシットのほうがありますが、値段を考えてみても、実は18年よりイリシットのほうが高いので、ここは好みが分かれるところ。というか、系統としては確かにスペイサイドでリベットだけど、全然違うので・・・という感じです。
限定品なので、ちょっと買っときたいなーというのはありますし、このパワフルさは魅力ですが、7000円ほどすることを考えると冷静になってもいいような気もします。10年後とかにあったら、お？こんなリベットあったんだ、なんてことになって面白いかもしれませんが。
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