グレンリベット 18年 (2021時点現行品)

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グレンリベット 18年 (2021時点現行品)
評価:7.5点
スパ:B
価格:6,500円程度
購入場所:ネット

買おう買おうと思っていたリベット18年ですが、現行12年の印象が悪すぎて二の足をふんでおりました。父の送ったときに、まぁまぁうまかった的な感想だったので、いくつかまとめて買うタイミングのときにゲットしました。

香りは、オレンジ、青りんご、少し蜂蜜、結構樽香はし、粗さがない感じ。味は私にとってはとてもスタンダードで基準となるようなウイスキー。華やかさは青りんごから来ているのかリベットらしいが、80~90年代の12年と比べると印象が薄い。落ち着いているといえばそうだし、まとまっている、といえばそうですが、個性がないような感じ。割とフルーティな感じがあり、スムースなので飲みやすく、ボディは薄くはないが、厚みは感じない。アルコール度数が40%だとそういうものでしょうか。

リベットらしさは残されており、現行の12年とはかなり違う完成度。旧リベットはもっとリンゴっぽさがあるが、こちらは割とオレンジな感じの主張。レーズンぽさもありつつ、スパイシーさは少ない。バランスは素晴らしく、安定しているウイスキーで、ロックで飲んでもヘタらないので、ストレートでもロックでも。加水するともう一段華やかになります。ある程度リッチさもあるが、深みというところではもう一歩かもしれません。

コスパとしては6000~7000円の間で、まぁそれくらいはするだろうとは思いますし、割と手に入りやすい。十分な安定感と熟成感はありますし、飲み方も選ばないので、一本常に置いておきたいウイスキーではあります。

現行の15年が開いていたので比べてみましたが、やはり18年のほうが良いです。値段も結構違うのでそうであってほしいですが、18年のほうがリッチで穏やか。15年は少し粗さがあり特にスパイシーさが18年とは全然違い、強く感じます。ピリピリ感も15年のほうが強い。15年飲んだときは悪くないなと思いましたが、やっぱり18年のほうがリベットらしいというか、フラッグシップっぽいというか。

グレンリベットは思い出深いお酒ですが、現行のスタンダードな12年はかなり残念だったので、これからは18年だなーと。タリスカー10年にも同じことを思いましたが、ひと昔前は一番熟成年数の低いスタンダードボトルでも十分おいしく楽しめたものが少なくなってきているようでなりません。タリスカーも18年は変わらずいいクオリティなのになーなんて。昔から世界中で親しまれてきたグレンフィディックやリベットはその時代によって味わいがかなり違うわけですが、かなり商業的になってきたということでしょうか。仕方ない側面はあるものの、フラッグシップのものは常に良いクオリティであってほしいものです。

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