スカリーワグ 10年
評価：7.5点
コスパ：B
価格：6,300円くらい
購入場所：ヤフオク
とてもラベルがキュートなスカリーワグですが、キーモルトはスペイサイド系のマッカラン、モートラック、グレンロセスが中心らしいです。マッカラン感が強いような気もしますが、現行のマッカランの搾りかすのような悪さをうまくカバーしているようなウイスキー。シェリー樽感がしっかりあり、その甘みが好きな人にはたまらんのではなかろうかと思います。
香りからしてシェリー満点ですが、カカオ、シュガートーストの香ばしさに加え、チェリーっぽいフルーティさも感じられ、甘そうな感じが安易に想像できます。
味は、すぐに甘みが広がり、シェリー樽由来の感じが最後まで長く続く。アルコール度もそれなりにあるせいか、少しピリピリし若干の刺激はあり、若さもありますがそれほど気にならず。
珈琲やカカオの感じは全般的にあり、フィニッシュの苦味がややしつこい感じはありますが許容範囲であり、甘みともに十分なモルティさを感じる。いずれにしてもシェリー樽熟成好きな人は好みであろう一本。
加水してもそれほど加点はなく、マイルドさが少し出る程度なのでストレートがいいかなと思いつつ、ロックも飲んでみたら、それはそれでありだと思いました。
モンキーショルダーや少し前に限定でた、ジョニーウォーカーのスペイサイドオリジンと比べても一段上を行くウイスキーではありますが、普通に買うと6000円を超えるというのが何とも。私はたまたまヤフオクで5000円程度で買えたので、それならいいとは思いますが、この辺りをどう捉えるかということになるかなと。個人的には全然ありなのですが。
そこそこのシングルモルトも選択肢に入ってくる価格ですが、シェリー樽熟成がどんどん貴重になってくる昨今では、こういうハッキリしたウイスキーも個人的には十分ありだと思います。
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