パンゴリン シラーズ
評価：6.5点
コスパ：A
生産：南アフリカ コースタル
品種：シラーズ100%
価格：900円くらい(税込)
南アフリカワインのコスパがいいことは知っていましたが、よくよく考えると大して飲んでないなと思い、オススメ聞きながら何本か購入した中で一番安かったのが、このパンゴリンのシリーズ。とりあえずシラーズを飲んでみることに。
香りは何か1000円以下らしからぬ感じで期待が持て、よく調べないで買いましたが、割と強いベリー系の香りの他に、少しバニラっぽさもあるので、ステンレスタンクじゃないのか？と思いつつ、後から調べてみると、フレンチオークで4ヵ月は熟成させてるらしい。少しスパイス感もあります。
味はシラーズにしては凄く濃い感じでもなく、とてもスムース。丸い感じというか。果実味は香りで感じたほどなく、深みもそれほどないですが、食中酒としては結構幅広くいけるのではないかと思います。これといった素晴らしさやコク、複雑さなどはないものの、1000円を切る価格で、このクオリティは中々。
仕方ないことですが、タンニンもそれほど強くないので、開けてすぐ飲めるのと、時間を置いてもそれほど変わらず。シンプルで飲みやすいという一方、後半はやや飲み飽きてしまいました。要素としてはバニラやスパイス、果実味とそれぞれあるものの、何か調和していないのか、デイリーワイン、旨安ワインだねって感じです。当たり前ですが・・・。
こういうのをシャレてない居酒屋やら高くないビストロとかでグラスで安く出てきたら結構満足できるように思います。600円/グラスとかでも十分利益でるでしょうし。
コスパ重視ならオススメで、コノスルやらファルネーゼの安いイタリアワインなどと共に、家飲み、デイリーワインのラインナップに加えていいのではないでしょうか。
今後、2000円台、4000円台などの南アフリカワインが控えているので、その違いや、チリなどのコスパのいいワインと比べてどうか、もしくは、同価格帯のフランスワインと比べたら全然レベル違うことなどを期待して、少し南アフリカワインを探っていこうかと思います。
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