東北人家 本館

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東北人家 本館
評価:7点
コスパ:B
神奈川県横浜市中区山下町214
予算目安:1,000円~1,500円くらい(ランチ)

中国東北料理とは旧満州地区の遼寧省、吉林省、黒竜江省の郷土料理で、味付けのベースは塩味や醤油味が多く、西のモンゴル、東の北朝鮮、北のロシアも融合した日本人の口にも合うお料理です(公式HP)

とのことで、興味があり行ってきました。中華街の中にありますが、所謂メインストリートにはなく、少し外れたところにある感じ。1Fと2Fがあり、ほぼ満席でした。中華街自体も人が溢れており、以前の活気に戻ったのかなーと。

メニューは幅広くあり、ジャンル別に紹介されていて、馴染み深いメニューの他に、あまりみかけない部位の料理があるので、ランチよりも数人で飲みに行くと面白いかもしれません。

最初ということで、いつもベンチマークにしている麻婆豆腐、担々麺、チャーハンを頼む。麻婆豆腐は素人っぽい見た目ながら、家庭では出せなそうな味付けであり、中々辛い。ひき肉の存在感がほどほどにあり、これはこれでありだなと思います。

チャーハンは店名がついた人気チャーハンらしく、豚の角煮的なものが混ぜ込まれているチャーハンで、色もそれっぽくなってます。パラパラ系ではなく、しっとりとしていますが、角煮の甘みが米全体に行きわたっており、それでいてくどくないのでおいしく食べることができました。麻婆豆腐との相性は普通。

こちら、担々麺。見た目辛そうですが、そこまでではありません。しかし、とりあえずマズイです。イマイチではなくマズイ。麺もダメ、スープもコクがなく独特の臭いがあり、通常残さない私が残しました(笑)

全体的には、ありな店だと思いますが、無数にある中華街の店で、次もやっぱりここにしよう、という感動はありませんでした。例えば重慶飯店は値段も違いますが、クオリティ的には断然上でしょう。

やはりこの店は、珍味的な料理を試すべきでしたし、もう一度行くなら幅広く日本人に知られているメニューではないものを試したいと思います。結構唐辛子をふんだんに使っている料理も散見されるので辛さ耐性は必要かもしれません。

余談ですが、中国東北地方は三国志で言えば公孫瓚(こうそんさん)のいた辺りでしょうか。北朝鮮の料理(昔だと高句麗とかあの辺?)と融合しているとのことっぽいですが、北朝鮮料理一度食べたことがあります。

上海に出張すると大体何かトラブルがあるのですが、当時の部下と夜9時過ぎくらいにホテルにつき、何か食べるかね、ってことでその辺り散策していたら、結構閉まっていて困っていると、「Haziさん、何かハングルありまっせ、韓国料理良くないですか?どーせ明日からグループディナーとか中華ばかりだろうし」部下のFさんがいい、「やってるか見てきますわー」ということで、見に行くFさん。「何か言葉通じないけど、やってるみたいですよ」ってことで入ったレストラン。

ステージとかあって豪華な感じ。サーブする子もかわいく、言葉通じないけど愛嬌で何とかクリアしており、とりあえず指差しで伝える。たぶん閉店間際であり、言葉も通じない奴きたぜってことで、一番若い下っ端に注文取らせてたんでしょう。

何か見たことない雰囲気だねって話してたら、Fさんが、「Haziさん、これ見てくださいよ」とやや慌てて使い捨てのお手拭きみたいなものが入っているところに、平壌なんとかなんとか料理(忘れた)と書いてあり、ああ、ここ北朝鮮が中国で外貨とか稼ぐためにやってんだとわかり、結局食べた品々は全然おいしくなかったですが、その払った代金がミサイル開発とかに使われると思うと、何とも言えない気持ちになります(笑)。今ではだいぶそういう店も減っているようですが、確かに言葉は通じずともにっこりし、優しい接客みたいなものが、ちょっといいんじゃね、と思った自分もいたのでした(笑)

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