テレワークの課題

ビジネス
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テレワークとなり、早半年が過ぎようとしています。意外と出来ちゃうことがわかった今、自宅で仕事をするという日常は不可逆的であるといえます。というか、いちいち会社の規定で、週2回は会社に来なさいなどの決め事をつくるのなら、そんな会社にいたくはありません。

この半年で、チームには少しの変化がありました。それは、契約が切れた人が辞めたということ、それに関しては、年初にわかっていた話なので、後任を年初から引っ張ってきて対応したので特に問題ありませんでした。もう一つは、馬力はあるけど、コミュニケーションに問題があり、手に負えない人(と言われている)を私のチームで見ることになりました。

これはもらい事故みたいなものなので、仕事は増えるし、チームに来た以上、私に責任があります。その責任とは、その人の成長に責任があるということでしょうし、自分自身が成長することがチームの成長に繋がるのだと思います。そういう意味では私自身も”手に負えない”と言われている人をどうマネージ出来るかはチャレンジです。

今回の雑記の話になりますが、テレワークの課題は、部下にあるというよりは、チームを持っている人にあるように思います。まず部下であろうが上司であろうが、例えば転職を考えているとします。オンラインで面談などするのは別に構いませんが、テレワークが中心の企業に転職して入ったら、どうやってビジネスを理解し、どうやって人との関係を築くのかは想像が出来ません。想像ができないというより、信頼やら、全体像やら、雰囲気、文化をどうつかめばいいかが私なら不安です。

従って、元々そこまで転職を考えていたわけではないですが、現状で職を自ら変える・・・ということには全然積極的ではなくなりました。

この何か定量的でなく、雰囲気、文化などを掴む・・・ということは、現職でも課題となります。というよりは、今は困ってないけど、将来困るだろうなと思います。今のチームは2020年が始まった時点で半分は既に知っており、半分は業務の内容を含め、2か月ほどである程度把握しました。食事もしましたし、雑談もして、ある程度お互いを知れた上でのテレワーク突入。今回異動で来た人も、お互い顔はわかり、会話自体はしていたので、そこに不安はありません。

しかし、これが完全な新チームだったら、自分はどういうチームビルディングをしていくだろう?と考えます。そして恐らくいくつかの場面で苦戦するだろうなと思うわけです。何に苦戦をするか?と考えるとプロジェクトや新しいプロセスを入れるとき、お互いを知らないときに、心理的安全性が担保できるか?といったところです。

言いたいことを言える、という関係は、お互いをある程度認知していなければできないことなので、確かにそれは初期の段階で、テレワークでは中々難しい場面もある。ドライに出来るといえば出来ないこともないですし、必要に応じてface to faceでということも勿論ありますが、少し引っかかります。その引っかかりが何かを今説明できる状態にない自分もいます。

少し変な表現をすれば、例えばAさんがワインが好き、ということを知っているか、知っていないか?ということは仕事のパフォーマンスやその人の成長に影響するのか?といった感じ。ドライに考えれば関係ないわけですが、なんか違う気もする。

私は就業管理などは当然36協定などは意識しますが、基本的に管理しても無駄なので、テレワーク以前から個々に任せています。その人がさぼってようが、さぼっていなかろうが、どうでもいい。やること出来ているかいないかが重要。今、そういう問題で困っていませんし、将来もそこでは困らないとは思います。違う場面で部下に限らず、その人を知らないという状態が少し不安なのでしょう。当然プロジェクトをやるときは知らない人がいるわけで、これまでその人や雰囲気を知る、という手段が、私は実際会って話して、ということでしかないからだと気づきます。

実験的に、今のチームで雑談をするということを取り入れています。ミーティングはオンライン。これも元々知っているからというのはありますが、いくつか狙いがあります。本来的には、部下の成長に責任があるので、答えのない問い、正解のない問いを考えてきてもらいます。これは知能ではなく、知性、知恵が今度重要だからという考えから来ていますが、意外にも盛り上がりました。もう一つは、一応お互いを少しでも知りましょう、雰囲気つくりまっせーって感じでしょうか。

少し前の問いは、go to トラベルキャンペーンは有りかなしか、自分が決められる立場ならどうするか?という問い。そこでいろいろな考えが出て、結論は出さないわけですが、発見は、仕事をしているときに、その人の思考の傾向は少し見え隠れしたりします。また、プレッシャーがなく、遠慮する必要がないので、そこには心理的安全性は担保されている状態になります。

こういった雑談の必要性というものは、正直わかりません。声として、こういうのがあったほうがいいということで、少し続けようとは思いますが、そもそもそれ自体必要なのか?とかは思ったり。来年の組織もそろそろ考える時期に来ているので、いろいろ模索しながらという感じでしょうか。基本は、あんまり組織変えないほうが来年はいいんじゃない?と今のところ思っていますが・・・。

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