教師の不足と質

日常
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ツイッターで教師の愚痴をたまに見て、わざわざそれにリツイートして、ほとんどいいねがつかない少数派な私ですが、人自体は好きなので教育にもそれなりには興味あります。

昨今教師が不足し、現役の教師が掛け持ちなどしたりしてへとへとになっているという実態があるようですが、これにはいくつか原因があります。

1つ目は、戦後以来大きく変わっていない教育の実態があり、もう時代に合わない文化、失ってもいいの、捨ててもいいものをやり続けるという生産性と効率性のなさ。これは文科省の教育方針や予算付けが結構大きいように思います。

2つ目は、教師になりたい人が減っており、退職者も増えているということ。1つ目にも関わりますが、こんな非生産的なところで働きたいという人は少ないのは自然であり、教育をしたいという情熱があれば、その大変さを乗り切る一つの原動力にはなりますが、それに頼るというのはおかしい。そもそも人口減というのはあるように気もしますが、教師の必要数も減ってるんでしょうかね。それが比例していれば人口減は関係ないですが、そうでないなら根本的に人口減も原因の一つ。

3つ目は、教師の能力の低さにあると思います。これは賛否あり、教師からしてみたら、だったらやってみろよ的なところもありそうですが、社会経験がなく、大した専門性もない人達の集まりなので、工夫をするということができなく、考えて効率的にするということが出来ないように思います。例えば会議減らす、人数減らして決める、権限移譲するなどは、なんだかんだ理由をつけてあまりやってなく、ただ与えられた規則やら規定やらを遂行するから、人員不足できついのはわかるけど何も改善しなく、すべて国のせい、人手不足のせい、規則のせいにし、それがダイレクトに愚痴になるという構図。

私はリストラで一気にチームの人数が半減したことがあり、残った人のモチベーションも最悪でしたが、なんとかしました。確かにクソほど働きましたが、教師の世界と恐らく違うのは、期限を決めて頑張ったということ。当時リストラ後に当然新しい雇用はフリーズ(禁止)されていましたが、当時の副社長に、半年は持たせるけど、それ以上は無理だから人を入れたい、それが出来ないなら半年後に辞めると言い(まぁまぁ勇気いりましたが)、副社長は本社と交渉しなければいけませんでしたが、取っていいと約束してくれたので、チームには半年耐えてくれと期限設けて何とかしたとかあります。当然、業務の見直しをして効率は上げました。

しかしながら、副社長が校長だとして、管理職的な教師が訴える。校長は教育委員会(本社みたいな)に働きかけても、恐らく無理でしょう。ということでこの期限決めてなんとかするってことは使えない。つまり先がまったく見えない状態でクソ忙しく働くというのは、それを超える情熱がなければ無理な話で、そりゃー教師辞めてくわと思います。

ということは、決められたものがある中で、それが例え厳しいルールやゲームでも、その中で合理的に、または効率よく生産性を高めることをしなければいけないはずですが、それをする能力もなく、ただコナスだけ。ルールや縛られるものが仮に8割あったとして、例えクソなことでもそれはやらねばならない、でも2割は自分の工夫で何とかできるとかたぶんあるはずです。目先のことに先がないなら少なくともそう捉えないとやってられないと思う。もしくは、もう無理だからと仕事一回一部の仕事を投げて、文句あるならいくらでも言ってこいやー的な行動もしないでしょう。

ツイートの中には、残業が100時間超えたが80時間で提出する、その理由が管理職教師の無言の圧力やら、面談があるからという理由。まったく意味がわかりませんが、こういう人は是非子供にも、面倒なこと、自分が嫌な思いや、嫌われたくない、と思ったことがあれば、うまいこと誤魔化しましょう、と教えてあげてほしいものです。

結構こういうことをするには理由があり、またいろんな要素が凝縮されていると思いますが、その管理職や学校も残業多いと教育委員会から言われるの嫌だから圧力かける、そしてそれにあっさり屈したり、意味わからない忖度をする。精神的な弱さ、思考力の欠如、プライドのなさ、その意味不明な忖度は当たり前だが誰も評価してくれない。傷をなめあう偽りの仲間がいるくらいでしょう。

そしてそのことをツイッターで愚痴を書いてしまうリテラシーのなさ。つまり自分自身の無能さを自ら示しています。そしてそのツイートに対して同じような境遇の教師達からも、わかります~みたいな傷の舐めあい。こういったツイートは状況やら問題の大小の違いこそあれ基本同じで、要約すれば悪いのは他人や制度のせいだ、そして自分自身に問題はない、私は頑張っているのに何も変わらない、と思っているということ。

では、この絶望的な状態に解決方法があるか?といえば政治的なところはしばらく無理でしょうし、大きな方向転換は自力では難しい。引退した教師を引っ張るなどしてるのでしょうけど、たかが知れてそう。そして増えたところで、そもそものクソみたいなマインドや文化がある限り状況は改善されないでしょう。

ポジティブで短期的な解決方法はないので、もっと教師になる人が減り、辞める人が増え、質がさらに下がり、本当の意味で崩壊すれば、マジで変えなきゃいけないでしょうし、そうやって革命的なことや改革が起きるのを期待するしかないのではなかろうか。

もしくは同じ思いしている教師の仲間を集め、教師が登校拒否すればいいのでは?とは思う。10人集めればSNSなど使って広め、全国的にニュースになるだろうから、出来ないことはないとは思いますが、そういう人達を身近で集めるのは難しいかもしれませんし、度胸も必要。だったら全国や都道府県単位くらいでネット使って集めてみて、日にち決めて一斉にボイコットしたら、結構インパクトあるような。○○県の教師が今日一斉に200人休みましたみたいな。当然それは自分達からリークして広める、とか結構面白そうですけどね。

今の日本程度の格差では暴動は起きないのと同じで、極端なまでに振り切られないと変わらんと思います。ということで教師の方々は大変だとは思いますが、辞めたきゃ辞めればいいと思うし、絶望的に生産性がないところで働き続けるのはつらいと思います。しかし、それも自分が決めたこと、決めていること、であることも同時に付け加えたいと思います。

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