まんてん鮨 丸の内

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まんてん鮨 丸の内
評価:7.5点
コスパ:S
東京都千代田区丸の内2-6-1丸の内ブリックスクエア B1F
予算目安:9,000円くらい

東京は寿司バブルとも言え、ある程度のところにいくと2万、3万は当たり前になっており、サラリーマンの私にはつらく、結局地方に旅行に行ったときに、その土地のいい寿司屋に行くという感じ。超こだわってなくて、ある程度でいいので、飲んで食べて1万円の店を探していると、まんてん鮨なるものがあるとのことで、行ってみました。私の場合は寿司のクオリティもある程度は大事ですが、本わさびをちゃんと使っているかは非常に重要。立ち食い寿司なんかはネタは選べばいいものあったりしますが、大体本わさびではないので、いつもさび抜きで食べるほどです。

店内は非常に狭く、すぐに壁がある感じで、席の後ろを通るのも一苦労。トイレ済ませてから行きましょう。内装はそれなりの雰囲気に仕上げていますが、使っている木は相当安く、コストカットしまくってそれなりの雰囲気を出しているという感じ。狭いけど寿司屋としては成り立っているというレベル。

感心したのが、本わさびをただ使っているだけでなく、鮫皮であったり、わさびそのものの質が良かったこと。これはポイントが大きく、原価も高く、大変だということですが、絶対やり続けてほしい。

シジミのエキス的なもの・・・◎ これはビックリ濃厚。シジミのうまみ爆発みたいな。出されるときに、まず胃の調子を整えてください、と言われ面白かったんですが、これはたくさん飲めと言っているに違いない。気道確保完了。

鮪トロ・・・〇 いきなり中トロくらいのところが出てきて少々ビックリ。最初にがっつり心を掴むつもりなのか。味としてはまずまずで、結構醤油が濃くてはっきりした味わい。

めかぶ・・・〇 あーなるほど、いきなりトロが出てきて少々不安でしたが、つまみ→握りという流れではなく、交互に出てきたりするのかと。これで確かにトロの脂はさっぱり流れる。味は普通ですが、工夫に関心。

ホタテ・・・〇 ホタテはまずまずですが、やはりワサビが光る。つけて食べると旨さUP。ガリは特筆するところはないが悪くない。ガリは鮨屋翔太がおいしかったことを思い出す。

メジマグロ・・・△ 本マグロの小さいころですが、あっさり食べれます。元々そこまで好きではないですが、玉ねぎベースの醤油のタレが中々パワフルで、少し合わないかなと。

煮アワビ・・・〇 こちらもまずまずの美味しさ。この辺りでビールから日本酒に切り替える。5種類ほど用意していて、純米系でオススメをリクエストしたら、雪の茅舎でした。味的には純米吟醸ではなく、たぶん純米。十分おいしい。

カンパチ・・・〇 間違いなく天然。中々良いカンパチでした。

いさき炙り・・・〇 いさき自体は良く◎にしたいところですが、炙りすぎでした。

煮牡蠣・・・△ これも牡蠣自体はいいですが、味付けが大胆。日本酒には合います。

白エビ・・・〇 普通にうまく、ねっとり。

たらこのワサビ漬け・・・〇 これは中々面白いのでアイディア賞。

ずわい蟹の茶碗蒸し・・・〇 こちらは茶碗蒸しとしては特段素晴らしくはないが、蟹の多さにびっくりということでまずまず。

いくらの松前漬け・・・◎ 意外とボリューミーであり、東北や北海道を連想させます。いくらは大きくないものの十分。松前漬けって蝦夷の松前藩から来てるんでしょうかね。

コハダ・・・× コハダそのものは普通ですが、〆すぎてて酢の味しかしませんでした。コハダは手間がかかるから大変でしょうけど、腕が試されるところ。季節、気温、湿度などで微妙に〆かた変える必要があるらしく、ある鮨屋は、鮨アカデミー出て、何となく出来ても、コハダの〆かたは長い経験が必要ですねー、と何か妙に説得力がある。

あん肝煮つけ・・・△ あん肝自体もそれほどではなく、味付けも甘いので少しくどい。

マグロ炙り・・・〇 マグロ自体は普通。やや身が柔らかいく本当にいいマグロではなかったが、十分及第点。

生シラス醤油漬け・・・△ 特筆するところがないのと、味付けがパワフルな上に少し甘いので少し残念。

ウニ・・・〇 忘れたが、たぶんムラサキウニ。質はそれほど良くないが、なんといっても遠慮ない量で口いっぱいに広がるのが良かった。

えのき・・・△ ほー、こういう寿司の出し方あるのかと。ビジュアル的にそそりますが、食べてみたらなんてことなかった。さわび一杯つけて食べれば良かった。

シジミのみそ汁・・・〇 これでもかというくらいシジミが入っており、味噌は薄め。よくダシ効いていてホッしつつ、酔いにもいい。

マグロ手巻き・・・〇 玉ねぎが入っているというめずらしい手巻き。玉ねぎの主張が中々なので好き嫌い分かれそうですが、私的にはあり。食感も楽しめる一品。

たまご焼・・・〇 意外と甘くなく、一口でペロリ。

穴子・・・〇 もうちょっとフワっととろけてほしいところですが、まぁOK。

かんぴょう巻き・・・〇 自分で巻くスタイル。初めてでしたが、こちらもたくさん入っており、及第点。

オレンジ的なもの・・・〇 名前忘れましたが、ジューシーで程よい甘みと酸味でうまかったです。

細かいもの含めて全25品という充実の内容。これで酒飲まなければ税込み6600円とずっこけちゃう安さでした。結局2人で行って、合計19000円ほど。ビール×4、日本酒3合。ビールが600円で、日本酒がどれも1合900円。これだけ飲んで食べて一人当たり1万円を切るという驚愕のコスパ。

確かにお高い寿司屋や、大将がいてこだわってて~みたいなところに比べればクオリティは落ちます。特に味付けや創作、繊細さには欠ける。握りの技術も別に一流ではない。外人がターゲットだったのかもしれないと思うほど、結構ハッキリした濃いめの味付け。逆にいえばわかりやすいという感じでしょうか。

しかしながら、どの料理も一定のクオリティはあり、お腹一杯になるボリューム。ケチケチ感がまったくないところが素晴らしく、酒も高くない。そうそうこういう値段でこのくらいのクオリティの寿司屋を探してたんだよ~~と思える店でした。

店の狭さや雰囲気を気にしなければ、非常にコスパに優れた店でした。いいビジネスモデルだと思います。仲の良い友人や夫婦、恋人で、コスパ重視ならかなりオススメ。最初のデートや接待にはちょっと選ばないかもしれません。あと、日本特有なのかわかりませんが、同伴っぽい人がいなかったのも良かった。世の成金親父達はもっと高級な店に連れていくのでしょう。

日比谷や日本橋にも店舗があり、たぶん同じ感じだと思うので、機会があれば是非一度行ってみてください。

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