アンプロヴィザシオン 2019 ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン

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アンプロヴィザシオン 2019 ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン
評価:8点
コスパ:C
価格:5,000円くらい?
生産:日本
品種:ワイングランド 約65% フジノユメ 約20% 小公子 約15% マスカット オブ アレキサンドリア 2%
購入場所:購入というか飲食店で飲む

今年の初めに京都に行ったときに、割と高級な和食料理のお店に行き、そこですすめられたのが、このワイン。大岡弘武さん生産のワインだそうです。大岡さんはフランスから帰国して、現在は岡山でワインをつくっているらしい。よく知らないけど、凄い人もいるものだと思います。

お店で飲んだので、よく覚えていませんが、12000~15000円くらいはした気が・・・。ネットではもうほぼ売っていませんが、4000~5000円くらいっぽいです。

アンププロヴィザシオンは、パッケージの通り、そして英語ではインプロヴィゼーション(アドリブとか即興とか)なんだと思いますが、その場でブドウを掛け合わせてつくったとのことでした。使っているブドウも私は知らない種類で、山ぶどうだそうです。

やや前の話なので、少し記憶が曖昧ですが、香りは、結構強く、果実な感じなのですが、なんかワインぽくなく、妖しい感じというか、そんな印象。酸化防止剤とか入ってないそうです。

味は、これが初めて飲む感じ。山ぶどうジュース100%みたい。しかも濃縮還元とかではなくストレートの。野性味があり、ブラックベリーのような強さもある感じ。とにかく野生っぽさを感じたのを覚えています。スパイスな感じもあり、分けるとしたらフルボディに近いイメージ。少しメルローっぽさも感じます。この野性味は、山とか自然ってイメージ。

また、時間が経つと、少し穏やかになり、まろやかさが出てきて面白い。ちょっと若かったかもしれないので、デキャンタしたり、数年後に飲むのが本当は良かったのかも。もう一つ面白かったのは、酸です。フレッシュもあるんですが(若さもあるとは思いますが)なんともこの野生的な感じに、さっぱり合う酸という感じ。

肉との相性はとても良く、飲み飽きないどころか、割とスイスイ飲んでしまいました。こういったワインは日本でしかつくれないんでしょうし、それを目指したように思います。何気に凄いことだなと思うのは、いかに日本のワインは海外ワインに匹敵することが出来るか?とか、海外に負けないワインみたいなものがあったと思うのです。ある種のコンプレックスもあったのかもしれません。

しかしながら、今の日本ワインは甲州をはじめ、オリジナルのブドウを使ったり、日本のワインを堂々と世界にアピール出来てきていると思います。それはそれで凄いと思いますが、このワインで感じたのは、そもそも、日本でもしワインというブドウを発酵させたお酒をつくったら、こうなります。っていうのを感じます。そのくらいのオリジナリティと個性。

好みは別れるかもしれませんが、なんだか忘れらない。ここのワイナリーの商品をもっと飲んでみたいなーと思わせる一本でした。

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