グレンリベット 14年 コニャックカスク セレクション
評価：7点
コスパ：C
価格：7,000円くらい(700ml)
購入場所：ヤフオク
グレンリベットは私の中でのベンチマークとなるウイスキーですが、特別なウイスキーとも言え、それは親父の好きなウイスキーがグレンリベットという印象と、今でこそ気軽に買えるわけですが、昔は12年でも１万円くらいはしたでしょうし、それは特別な飲み物だったのではないか、と想像したり。まぁ私は独り身ですから、それなりに自由に使えるお金もあるわけで。そんなこんなで、割と評判のいいコニャックカスクを買ってみたわけですが、定価くらいでしょうか。実際出たころはもしかしたら5000-6000円くらいで買えたのかもしれません。
香りは、言われてみればリベットな感じはあり、蜂蜜、少し柑橘っぽさもありますが、コニャックカスクの影響か甘そうな感じはします。黒糖っぽさもあり、少しコーヒーとかカカオ系もあり。味は、第一印象は蜂蜜、結構なスパイシーさが来て、すぐに甘みを感じます。なんか薄い気がする。レーズンぽさもあり、コニャック由来の甘みは感じます。
全体的には飲みやすく、気分もそんなに選ばなく飲め、一定のおいしさ、特徴はあるわけですが、いかんせんボディが薄いのと、ロックだと良さが消えました。ウイスキーとしてはモダンで面白いとは言えますが、7000円出すなら違うウイスキー買うかな、という感じ。5000円なら15年と同じような価格なのでまぁいいかなといったところ。スタンダードなラインナップにするにはやや個性的であり、限定という位置づけがいいのだと思います。
15年と比べてみても、それぞれの良さはありますが、純粋なクオリティとしては別にどちらも変わらないような。勿論味わいは樽が違うわけなので、その違いという感じで、何というか凄いプラスの要素とか相乗効果みたいなものは感じません。好みですし、特筆するクオリティでもないような。
このコニャックカスクは、バーボンとシェリー樽でそれぞれ14年以上熟成させ、コニャックの熟成に使用された樽を使いさらに6カ月間熟成させたらしいです。パターン的にはグレンモーレンジのネクタードールみたいなものではないかと。ネクタードールのほうがだいぶいいクオリティとかバランスだと思いますが・・・。
ある意味、まずまずおいしく、好きな人は好きだろうなというところと、いろいろな種類を飲み慣れてる人からは、そこまで騒ぐほどではなさそうって評価がありそうな感じ。無骨な感じはしなく、グレンリベットの伝統的な感じもあまりしないですが、まぁ現行のリベットの限定品だよねといったところでしょうか。試しに一本ゆっくり飲むにはいいかもしれませんので、安く見つけたら買っておくのが良いかと思います。
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