バランタイン 21年 陶器ボトル

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バランタイン 21年 陶器ボトル
評価:7.5点
コスパ:B
価格:8,000円くらい
購入場所:ヤフオク

最近なぜか飲んだことのないバランタインを開栓しては比べていますが、今回は免税店で売られていたという21年の陶器ボトル。まだまだヤフオクで売られていて、そこまで高くないのでいいような。21年は確か2000年代からオフィシャルのラインナップに加えられたような気がします。こちらのボトルは調べてもいつ流通したのかはわかりませんが、2000年代に恐らく免税店とかで売られていたものではないでしょうか。

香りは香りはリンゴ、ナッツ系が少し、レーズンのような感じで、いかにもバランタインという感じ。香りからはそこまで熟成を感じませんが、この時代のバランタインも捨てたものじゃないなと思ってしまいました。味はラムレーズン、フルーティさはやはりリンゴっぽさがあり、とてもマイルド。フィニッシュは少しピーティではあり、若干のピリピリ感もありますが、穏やかな苦味と共に消えていく。最後に苦味が残るけど、それもスムース。

オフィシャルの21年は記憶に残るほど飲んだことがないので、比べることが出来ませんが、中身が一緒なのかどうかは全然わかりません。ただ、赤青自体(60~70年代)の17年のほうが、状態がよければより深く、ボディも厚いとは言えます。少しびっくりしたのは、バランタインは90年代以降あまりいいイメージを持っていなかったのですが、このくらいのクオリティがあり、それが1万円しないで買えることを考えると、結構いいんじゃないかということ。

ということで、最近開けて、年代も近そうなピュリティと比べてみる。個人的には個性が際立つピュリティに軍配が上がりますが、バランタインらしさはこの陶器ボトルのほうがあります。陶器ボトルで足りないのは、ボディの厚みだけで、とても良く、ピュリティのほうがもっと通常のバランタインよりは尖っているというか、シングルモルトっぽい。

バランタインの感じが好きであれば陶器ボトルのほうがオススメで、安定している感じ。ただ相変わらずロックはあんまり好きになれません。ストレートがオススメ。少しの加水(数滴)は少し華やかになり、開く感じはあります。いずれにしても熟成年数が21年と長くてもライトな印象。逆に言えば飲みやすいんでしょうけど。その辺り21年は立ち位置的には中途半端なのかもしれません。

まだまだ安く買えて、状態も悪くないものが多いと思うので、一度試してみてください。

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