コンティ ゼッカ ドンナ マルツィア アリアニコ 2018
評価:7点
コスパ:S
価格:993円(税込)
生産:イタリア
品種:アリアニコ85%、プリミティーヴォ15%
購入場所:ネット
ドンナ・マルツィアは私の中では旨安ワインの代表格でありますが、今回はアリアニコの紹介です。アリアニコ自体が好きな私は、この価格で一定のクオリティがあるのに驚き。例えばファルネーゼのピポリなんかも結構オススメですが、1400円くらいはします。それでも十分安いと思いますが、こちらのほうが値段的にはオススメ。
香りは、やや土っぽく、スミレの花、ブラックベリーな香り。悪く言えば埃っぽさみたいなものは多少感じましたが時間が経つにつれ問題なくなります。
味は、ややバニラを感じ、結構タンニンがありますが、時間が経つとマイルドになり飲みやすくなります。見た目は濃いガーネットですが、濃さはミディアム+くらいで、見た目ほどガツンとは来ません。チェリーも感じてバランスよろし。少し甘みを感じるのはプリミティーヴォが入っている関係でしょうか。
典型的に明るくおいしいイタリアワイン。複雑さはなくシンプルでストレートな味わいなので、スイスイ飲めます。味わうというよりは、あーうまいなー、といいながらご飯を食べ、ワインを飲み、みたいな気軽さもあります。このクオリティで1000円は安い。
ドンナ・マルツィアはこの他にカベルネなども売っていますが、1.2割くらい高い感じ。1200~1300円くらいが最安だったような。白も中々おいしいです。がぶがぶ飲める系。ネグロアマーロもおいしかったですが、好みから言えばこちらのアリアニコのほうが飲みたくなる感じですかね。これは好みの問題でどちらもいいワインだと思います。輸入元は信頼のモトックス。
こういうワインを安く作るにはコストをどう抑えるかが恐らく重要であり、このワイナリーは結構機械化をしているようです。一定の品質を保ちながら、コストも抑えるというのはかなり大変だとは思いますが、1000円程度で飲める、こういうクオリティのワインがたくさんあることで、近年のワイン高騰の中でも我慢できるというもの。是非価格も味も維持してほしいと思います。
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