サントリー山崎 NV 2020年 現行品

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サントリー山崎 NV 2020年 現行品
評価:6.5点
コスパC
価格:4,980円(700ml)
購入場所:近所のスーパー

2020年末に、ツイッターでコンビニに山崎NVがあった~、などという投稿が相次ぎ、どれどれと行ってみるも不発。あった形跡がある店もあったが、売り切れであり、近所に割とお酒が充実しているスーパーがあったので、のぞいてみるとありました。200mlで良かったのですが、フルボトルで白州と並び売っているので、とりあえず購入。凄くほしかったわけではないですが、もう達成感のほうが強かったのを覚えています。正直なんでそんなに人気なのかわかりません(笑)

香りはウッディさ、麦芽があり、なんかちょっと赤ワインぽい香りもするような。蜂蜜っぽさもあり、そして悪く言えばスナック菓子みたいな香り。味は、一口飲んで素直に出てきた感想は、若い。熟成年数足りないなーと思う。勿論原酒不足の問題は深刻そうですが、これでリリースするのかー、って感じです。ある意味サントリーっぽいですけど。

いくつかの種類の樽由来の複雑さは12年と同じような感想。山崎って結構甘いってイメージあり、またそれが良さでもあったと思いますが、このNVはそうでもなく、スパイシーさはあとから結構来る感じです。12年と同時に飲んで(ミニボトルですが)比べてみましたが、兄弟みたいな感じではありました。ただ、やはり12年のほうが完成度や複雑さ、そして特に奥行の部分でNVを大きく上回ります。

決しておいしくないわけではなく、ブレンダーの努力と技術がわかるようなウイスキーであり、国産ウイスキー、山崎ってどんな感じかな?というとっかかりにはいいと思います。そして、12年もそうでしたが、おすすめの飲み方はロックです。ストレートだと若さが目立ちますが、ロックはそれを緩和してくれます。

さて、悪くない山崎ですが、問題はその価格にあります。定価で買えたとして4500円~5000円と考えれば、意外と有望な海外勢がいるような。ハイランドパークやグレンモーレンジ、そしてアランなんかはもう少し安く買える上に、10年以上で、さらに味わいも素晴らしい。6000円くらいまで出せばクライヌリッシュが買えます。それに比べると非常に話題先行であり、実力と値段が釣り合っていないのではないかと思わざるを得ません。10年以内くらいにNVがなくなり、12年が適正な価格で普通に売っている世の中になってほしいものです。

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