ファンティーニ コレクション ヴィ－ノ ロッソ 2019
評価：7点
コスパ：B
生産：イタリア アブルッツォ
品種：モンテプルチアーノ60％、サンジョヴェーゼ20％、チリエジョーロ20％
価格：1,529円(税込)
信頼のファルネーゼ家のワインですが、飲んだことがないものがあったので買ってみました。こちらは３種類のブドウをブレンドしてあるようですが、それが中々のバランスであり、深みに繋がっているので、この価格帯では意外と味わえないものだったので紹介します。
グラスはロブマイヤーですが、どのグラスで飲むか迷ったときはこのグラスが割と万能なので、結構な頻度で使います。色はかなり濃くルビーレッド。香りは良くある感じで、イタリアワインらしい明るさが想像でき、果実味のありそうな香り。
飲んでみても予想を覆すことはないですが、ベリー、チェリー、プラムといったよくある感じに加え、イチゴっぽさも感じ、ジャムを想像させます。ボディはミディアム＋～フルボディといった感じですが、中々パワフル。繊細というよりは、パワフルな中にブレンドしたことが功を奏している感じで、少し複雑。モンテプルチアーノの特徴が目立ちますが、なんかうまい感じで残り2つのブドウがサポートしていて完成度を上げている感じでしょうか。
では、その複雑さが深みに直結しているか？というとそこまででもなく、ミネラル感や酸は一定程度ありますが、デイリーワインの域は脱してないように思いました。タンニンも感じますが、開けてすぐおいしいレベルの渋み。ちなみに時間置いても大して味かわりませんでした（笑）
1500円ほどで買えるので、その価格帯にしては面白い味わいで、リピートしてもありかなと思います。結構パワフルなので、肉系や煮込み系にも合うでしょう。典型的なおいしいイタリアのデイリーワインという域ですが、非常にファルネーゼらしいワインで、キャッチーな味わいだと思います。
特に神経質にならず、ストレートに、気軽に、いくつかの果実のフレーバーを感じ、濃くてうまくて、少し複雑さも感じるワインが飲みたいってことならとてもいいのではなかろうかと思います。
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