ベル20年 1980年代流通
評価:7点
コスパ:B
価格:5,000円くらい
購入場所:ヤフオク
今はどうなのかわかりませんが、ベルはお祝いという意味があり、売上や知名度も含めて、かつてはベルをおかないイギリスのバーはなかったと言われるほどだったようです。私は安くて超熟のブレンデッドなんかないかなーなんて気軽に探しておりました(笑)
実際のところ20年でも4000円を切る価格でオークションでは買えたりします。値段が上がらない理由もなんとなくはわかりますが、オールドウイスキーを感じることは出来ると思います。キーモルトはいくつかあり、グレンキンチー、インチガワー、ダフタウンなどのようです。全然知らなかった・・・。
香りはセメダイン系な香り、少し蜂蜜のような甘さと麦芽っぽさ、少し白桃のようなフルーティさがあります。飲んでみると、おやおや結構スパイシー、結構後からピリピリきます。加水するとその辺りは穏やかになりました。最初に桃を感じ、普通にその辺で売ってそうなクッキーっぽさ、割と古いブレンデッドで感じるちょっとトロっとした穀物っぽい甘さというか。ボディは熟成年数の割には軽く、特段飲みやすいわけでもありません。スパイシーさが中々なのでドライといえばドライ。あんまりシェリーっぽさは感じませんでした。飲み方はロックでもストレートでもいいと思いますが、少しだけ加水するのがいいかもしれません。
現代でこの味を日本で販売しても売れないんじゃないかとは思います。ただ、オールド感というか、整えられてない感が逆に魅力でもあり、好きな人は好きなのではないかと。私は、この値段なら(5000円とかなら)まぁありかなという感じで、毎日飲むようなウイスキーではないような。
20年でこの味わいだと、まずまずおいしいですし、気分で飲みたくなるとは思いますが、それ以下の熟成年数は興味がわかず、いろいろ飲んでみようとは思いません。ただ、このウイスキー、お祝いの意味があると書きましたが、就職や結婚、または記念日何かにプレゼントであげたりもらったりすると、知ってますなぁってことになると思います。
古いウイスキーの体験には値段的にもいいとは思いますので、気が進めば是非オークションなどで探して頂き試して頂ければと思います。
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