十二原 メルロー 2019

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十二原 メルロー 2019
評価:6.5点
コスパ:C
価格:2,530円(税込)
生産:日本 山梨
品種:メルロー100%
購入場所:ぶどうの丘(山梨)

このワインは勝沼のぶどうの丘で試飲して買ったうちの一本。試飲のときとは少し印象が変わりました。こちらのメルローは松本市(旧四賀十二原地区)産が主体らしく、名前からもその由来がわかります。試飲はかなりの数出来るので、その中から日本らしい(と自分が勝手に思ってる)ワインを選びました。基本的に日本のワインはタンニンが穏やかで、飲みやすいものが多いなぁという印象。こちらのワインも飲みやすいですが、その中でも結構特徴あるものを買ったつもり。

注いでみると、ホントにメルローか?ってくらい薄く、ピノノワールみたいな色。香りはカシスとベリーっぽさは結構あり、スパイス感もある。メルローらしい土っぽさというかそういうものもあります。飲んでみると、割とタンニンは穏やかでしたが、少し硬かったので時間を置く。その後、やはりブルーベリーっぽさ、カシスが香り同様にありつつ、メルローな感じはわかり、特徴といえば、日本のワイン特有の野性味というか、山ブドウ感というか、草っぽさというか、土っぽさというか、そういうものがあります。

メルローの割に、繊細というか、ボディの厚みはなく、パワフルさはなく感じました。ただ、いくつかのスパイスやハーブっぽさ+土着感で、他国にはない日本ワインと認識できると思います。ミネラル感もある程度はあるので、結構木が古いのかなぁなんて思ったりします。ただ、特徴はあり、それはよいものの、これといってリピートしたいってほどでもなく、この価格帯の日本ワインでは中々の出来ではないだろうか、という感じ。2500円って結構いいワイン買えるし、これならコノスルの20バレルのメルローほうが個人的には圧倒的に好み。

感じられる複雑さは、短期間ながら樽熟成をしているからっていうのはあるかもしれません。ただ長期熟成して良くなるとも思えませんが、3.4年は置いておいておくと少し良くなるかもしれません。

深みのなさなのか、コクなのか、もう一歩何かが足りない理由はイマイチわかりませんが、アルコール度が12.5%と低いことも関係しているのか、良く言えば気軽に飲めるし、悪く言えば濃さはメルローっぽくないというか。料理は割と何でも合いそうですが、繊細な料理は避けたほうがいいように思います。それこそハーブとか使った料理は合いそう。

試飲したときのほうが感じが良かったので、たぶんデキャンタしたり、開けて1.2日置いたほうが良いワインなのかもしれません。こういうのもネットでは絶対選ばないので、試飲して買うというパターンになるだろうなぁ。

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