山のプティ・マンサン 2018
評価:8点
コスパ:C
価格:3,500円(税込)
生産:日本
品種:プティ マンサン94%、シャルドネ6%
購入場所:ココファームワイナリー
GWに足利市に観光に行き、一つの目的がココファームワイナリーを見学することでした。ワイナリーには数えるほどしか行ったことがないので、是非行きたかったのですが、割とこじんまりしていました。ココファームの素晴らしいところは、こころみ学園という障がい者が働いていろいろなものをつくっていますが、そこと共同して(随分歴史あるようですが)ワインをつくり、ビジネスとしてなりたてているところ。足利駅からもタクシーで15分~20分くらいなので、機会があれば是非。
さて、そのここファームは何種類もワインをつくっていますが、いくつか試飲したところ、気に入ったのが山のプティ・マンサンという白ワインでした。赤はどれも好みではなく。3500円と中々いい値段しますが、他国では中々ないんじゃないか、みたいな味わいで好きです。
香りは、少し野性っぽい感じに蜂蜜、レモンっぽさ、パイナップルなトロピカルな感じがしますが、それほど香立ちしない感じ。飲んでみると、おや、面白く、おいしい、という感想。開けた直後に飲むと微発砲であり、結構シュワシュワきます。時間を少しおくとその発砲は消えて白ワインに近くなっていく感じ。味は蜂蜜、トロピカルなフルーティさ、ナッツ、花っぽさがあり、酸が非常に素晴らしい。また、たまに日本のワインに感じますが、土着っぽさというかワイルドな感じもあり、苦味もほどほどにといったところ。
そもそもプティマンサンを飲むのは初めてに近いので、特徴がわかりませんが、何故か結構日本を感じてしまいます。主張もあり、ミネラル感もある。日本のワインって選べばおいしいんだなーって思いました。結構好き嫌いはわかれるかもしれませんが、その原因は、ワイルドさにあるのかもしれません。決してとても飲みやすいワインではないような。
とてもナチュラルに感じるのは、酸化防止剤が少ないからでしょうか。よくわかりませんが・・・。特徴的なワインでもあるので、このワインが一番好き!という人がいてもおかしくないと思います。私は同じ値段だとマルクテンペとかのほうが好きかも。
3500円と考えると、もうちょっと何とかならんかなと思う価格ですが、クオリティはとても良いと思いました。そして、こういう味わいこそ、模倣ではなく、その土地(日本)でブドウを育て、その土地の良さや特徴が表れ、オリジナリティの高いワインが出来るのだと思いますし、日本ワインの目指すところではないでしょうか。機会があれば是非一度お試しください!
リンク先は少し安く、定番品らしい農民ロッソというワインですが、これよりは断然山のプティ・マンサンのほうがオススメです。
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