アイルオブスカイ 8年 1980年代流通 特級表記
評価：6点
コスパ：A
価格：2,500円くらい
購入場所：ヤフオク
アイルオブスカイのキーモルトはタリスカーですが、結構それを感じさせない飲みやすさはあるブレンデッドウイスキー。現行品を飲んだことがないので何とも言えませんが、個人的にはスモーキーは確かにあるけど、飲みやすい感じがします。
名前にそぐわない感じの香りと味ですが、まず香りは麦芽、蜂蜜、少しミント、そして桃を感じます。草っぽいスモーキーさも感じますが、なぜか桃の印象が強い。味は割とモルティな感じで麦芽を感じ、少し舌にまとわりつく感じ。蜜っぽさと少し後からスモーキーな感じですが、とてもシンプル。そして何より薄いのが減点。薄いというのは、深みやコクがそれほどなく、熟成年数もあるかもしれませんが、単調。スモーキーさはありますが、気にならないほどで飲みやすい。
手に入る値段を考えるとコスパとしては結構いいと思いますが、ストレートで飲むには少しつまらないというか、飽きちゃう感じです。ロックにすると、元々のボディも含めた全体的な薄さは心配でしたが、むしろ少し華やかになり、合うように思いました。従ってロックがおすすめです。
香りと味のギャップが少しあるようなウイスキーで、嫌いな人はいなそうですが、アイルオブスカイの8年こそが最高のウイスキーという人も皆無でしょう。ブレンデッドらしく特徴がないといえばそうですし、逆に言えば飲みやすい。そういう感覚を超えるおいしさのブレンデッドは結構あると思いますが、今回のボトルはそこまでは至らず。
値段としてはおすすめですし、考えてみれば1970～80年代に蒸留されているウイスキーが3000円しないで飲めるのはなんだか嬉しいです。今ではすっかりボトルのデザインも変わってしまいましたが、現行品もそのうち飲んでみようと思いますし、少し前に90年代流通の21年、特級時代の20年と、立て続けにゲットしたので、開けてみておいしければまたブログで紹介したいと思います。
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