No.3 ロンドンドライジン
評価:8.5点
コスパ:B
価格:3,800円くらい
容量:700ml
最近なぜかジントニックを自分でつくって飲むようになり、セイクレッドというややマニアックなジンを使っていたのですが、中々高いのと、他にもいいジンないかなーと試してみたくなり、これまで複数試しています。その中でもジントニックに合うもので、セイクレッド以外のオススメは?と聞かれたら、今のところこのNo.3を推します。
最初にサントリーから出ている同じような価格帯のジン(六)と比べてみます。理由としては日本のジンはほとんど飲んだことがないので試したかったということと、ボタニカルの種類が6種類ずつ?っぽいのでいいベンチマークかなと。
結果はNo.3の圧勝。No.3の良さは非常に輪郭がはっきりしていて、ドライさを保てるのに、味わいが深いところにあります。ジントニックには一定の爽快感が必要だと思いますが、六はややぼやけるというか、良くも悪くもサントリーらしく平均的な味わい。勿論まずくはないですが、深さ、ドライ感、のど越し、香りなどすべてでNo.3のほうが好みでした。
続いて、同じような価格帯のタンカレーNo.10とスターオブボンベイで比べてみましたが、やはりNo.3のほうがおいしかったです。当然好みなわけですが、スターオブボンベイは甘みが少し気になり、水あめっぽさが残りました。マイルドなジントニックとなったので、ドライ感が足りない感じ。
タンカレーNo.10は確かに普通においしいですが、No.3よりはやはり甘さが少しある感じ。ただ嫌な甘さではなかった。1000円台のジン比べて、質を上げ、平均的においしいという感じでしょうか。単カレーNo.10>スターオブボンベイという位置づけ。
セイクレッド10倍ジュニパーと比べると、セイクレッドのほうが好みでしたが、元の値段がセイクレッドは高いので、納得はできます。ただNo.3のほうがスタンダードな感じはするので、No.3のほうが好みという人も多くいるとは思います。
タンカレーNo.10もスターオブボンベイも勿論悪くはなく、普通に飲めばおいしいジンだと思います。ただ同じ価格帯ではNo.3が明らかに良かったという感想。
原産国はオランダなんですね・・・と思いつつ、No.3はシンプルでいて、余分なものを加えないで構成されています。ジュニパーベリーに加え、柑橘でいえば、オレンジピール、グレープフルーツピール、土っぽさでいえば、アンジェリカルート、スパイスっぽさは、コリアンダーとカルダモンといったところ。この6種類が見事に融合しているという感じです。
マティーニにも合うとのことなので、そのうち試そうとは思いますが、ストレートで飲んでもNo.3は普通にうまいと言えるジンで、今一押しでございます(笑)
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