磯自慢 純米吟醸 生 しぼりたて

いいもの紹介
スポンサーリンク
Pocket

磯自慢 純米吟醸 生 しぼりたて
評価:7.5点
コスパ:C
価格:5,000円くらいだと思う(1800ml)
購入場所:頂き物

磯自慢といえば、平成の初め頃から、20年頃にかけて全国的にも有名になり、もてはやされた銘柄ではないでしょうか。今のようにネットや物流が発達し、全国のお酒がどこにいても飲めるようになる前にすでに知名度は少なくとも静岡県外に知れ渡っていたように思います。

今回は親からもらいましたが、どうやらワインで今では有名になったヴィノスやまざきの本店がなくなり(新たな場所探し中?)マンションになるとのこと。その本店、実は店の奥に巨大な冷蔵施設があり、結構お酒を寝かせていたりしています。時々実家に帰って、店員に聞くと、いくつか出してくれたりしますが、今回は磯自慢だった模様。2,3年寝かせてあるとのことで、生酒なのに大丈夫かい、とか思いつつ開けてみます。ちなみに純米でない吟醸も送ってくれたのですが、全然うまくないので、料理酒となりました(笑)

香りはかなりあり、米の香りが結構漂います。少し甘そうな感じ。飲んでみると、辛口で米の味がしっかり残り、中々しっかり、どっしりしています。飲みにくくはない。モダンさはなく、一昔前の飲みやすい日本酒という感じ。生酒のピリピリする感じはもう流石にありませんが、十分にフレッシュで、いい頃合いでした。

開けた当初はしっかりして旨味もありましたが、後味が結構気になりました。あまり感じのよくない苦味とそれが結構後まで残り、爽快さのあとの不快さみたいな感じ。ただ、2日目、3日目と冷蔵庫に入れておきましたが、不思議と濃くしっかりした味わいはそのままに、後味がマイルドになり、よりおいしく頂けたという感じ。あら、磯自慢ってこんなに良かったっけ?というところ。これなら一定の特徴もありつつ、ただ飲みやすいだけでもなく、中々良いなというかんじ。こういうお酒なら、好きな人は磯自慢こそが最高の酒という人もいるでしょうし、ファンもいると思います。そしてとても山田錦らしい味わいともいえるでしょう。説明に書いてあるほどフルーティでもないですが、今はそういう酒が増えすぎたということも影響しているのかもしれません。

実は、磯自慢を飲むのは数年ぶりで、これにはいくつか理由があります。洞爺湖サミットなどで純米大吟醸の中取りが採用されたり、もてはやされてきたわけですが、そのせいもあるのか、基本的に高いということ。これは今でも変わらないと思います。そして、値段に見合う味ではなかったというイメージ。そして全国のお酒が飲めるようになり、他にもいいお酒が(もしくはもっと好みのお酒が)たくさんあることを知ったということ。この辺りが理由です。

懐かしい写真があったので載せますが、数年前まで磯自慢を飲むのは決まって年末に実家に帰り、いろいろなお酒と比べたりするときに、必ず磯自慢の中取りがありました。これは親が手に入れられるコネクションがあったのと、コスト度外視だったのでしょう(笑)忘れましたが、中取りは1.5万とかしたようです。

その当時、大体どれと飲み比べても数年間は磯自慢が一番うまかった記憶がありますが、あるとき作や般若などのほうがいいんじゃね?って思うことがあり、それなら1.5万で、しかも4号瓶で買うのもったいないだろってことで、飲まなくなった感じかと・・・。

今回飲んでみておもったのは、中取りでも今回の純吟でも、磯自慢ということはわかります。ある意味ハッキリそれがわかるというのは個性であり、昨今では非常に大事だと思います。あとは好みの問題ですが、中取りはより洗練され、飲みやすい、贅沢な磯自慢ってところなので、純吟やノーマル純米大吟醸の延長線上にあることは間違いないです。

価格からしても、割高だとは思いますが、知名度もあるので、プレゼントにもいいかもしれません。もし見かけたら一度お試しあれ~

Pocket

コメント

タイトルとURLをコピーしました