AKABU (赤武) 純米吟醸

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AKABU (赤武) 純米吟醸
評価:7.5点
コスパ:B
価格:1,760円(720ml)
購入場所:ネット
酒造:赤武酒造株式会社

岩手県盛岡にあり、若手中心の酒蔵の赤武ですが、その勢いや若さを感じる日本酒でありながら、実に完成度の高いものをつくっています。何度か飲んでいますが、最近ではちょくちょく酒屋でも見かけるような。日本酒は国内のみならず輸出産業として期待できるので、是非頑張ってほしい。

なかなか目立つラベルで、純米酒と純米吟醸は文字の色が違ったような。純米もオススメです。何故これまで紹介してこなかったのだろう。

味はモダンで飲みやすくフルーティ。メロンを良く感じられ吟醸らしさもちらほら。結構洗練されており、スイスイ飲めてしまいます。食事に合わせても単体で飲んでもOKでしょう。

後味も中々よく引っかかる感じがない。キレで勝負するタイプではなさそうですが、洗練されているためシャープさはないものの、くどくもない感じです。純米と比べると吟醸らしさもあり、やや米の旨味的なものは薄まりますが、これは好き好きではなかろうかと。

このようなバランスのいいお酒は海外でも受けるでしょうし、酒感がないので和食のみならず白ワインの代用としても考えられます。

製造するうえでの工程一つ一つにこだわった感じも何となく感じられますし、日本酒の出来は和食と同じくいくつものステップ一つ一つを丁寧にすることで洗練され、いいものが出来るという感じではないでしょうか。フランス料理のうまさの出し方みたいなものと少し違う気もしますし、人力によるところが多いのではないかと。難しいところですが、その経験やこだわり、非効率さみたいなものを取り除くと獺祭のような酒が出来るのではないかと。獺祭を非難するつもりはありませんし、あれはあれで一定のクオリティのものを安く、そして大量につくれるという意味ではベースの日本酒のクオリティみたいなものを上げているようにも思います。

スーパーや駅などで獺祭をよく見ますが、20年前にそのクオリティのものが売られていたか?といえば、売られていなかったわけで、ビジネスとして捉えても素晴らしいとは思います。

赤武もそうですが、伝統的に杜氏がいて・・・みたいな世界は私は好きですし、個性も出る。そして結構年によって違ったりするのもいいような気がします。そして若手が日本酒造りの中心となっている赤武や天美のようなところが出てきているのも素晴らしい。

今後もどんどん進化して、時代に合ったお酒を造っていってほしいですし、それがまた歴史となることでしょう。

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