アーストン 10年 ランドカスク
評価:6点
コスパ:A
価格:3,040円(税込)
購入場所:ネット
思いの他、アーストンのシーカスクが良く、コスパとしては最高ランクだったので、ランドカスクも買ってしまいました。結論から言うと、全然違うウイスキーですが、完成度やバランスはシーカスクのほうがだいぶいいように思います。こちらはコスパとしてはいいのでオススメはしますが、好みだけじゃく、完成度はイマイチなように思いました。
一応、リッチ&スモーキーと書いてあり、言葉的にはかなり期待してしまう。とりあえず飲んでみることに。
香りからしてスモーキーっぽさはいきなり感じますが、アードベックやラガヴーリンみたいな感じではなく、やや穏やかなスモーキーさ。レモンやオレンジの柑橘、土っぽさを強く感じ、結構ツンとアルコールが来ます。味は、熟成年数が足りないのか、全体的に若く表面的な味わいで、ピートも何かわざとらしいというか、柑橘っぽさとの相性があんまり良くないような。バランスがよろしくなく、後味の苦味も少し気になります。いくつかのフレーバーやアロマは感じられるので、面白いところもあり、結構オイリーなのである意味飲みごたえはあるかもしれません。逆にいうと結構ストレートで沢山は飲めないかも・・・。
値段からして仕方ないというか、3000円程度で多くの望むのは難しいわけですが、ピーティなウイスキーは中々安くていいものがないような。アードベッグなど5000円程度出せばほどほどなものに出会えますが、3000円台では中々ないような。ボウモア12年やタリスカー10年も現行品はあまりいいと思いませんでしたし、このアーストンも同様な感想。ちなみにロックもあまり加点要素がなかったので、ハイボール要員となるやもしれん、と思いつつ、少し加水すると、蜂蜜っぽさが出てきて花の甘い香りが出てきました。結構スモーキーさが緩和され甘みが際立つようになりますが、同時に味わいも薄くなる。オイリーさが減るので飲みやすくはなります。オススメはストレートにちょっと加水、もしくはハイボールかなぁ。
シーカスクの出来が素晴らしかっただけに、少し期待外れでしたが、コスパとしてはいいと思うので、人によっては常備しておきたいかもしれません。何かちょっと無理やり感を感じるそんなウイスキーでした~。少し時間経てばまた違うかもしれませんので、ゆっくり飲んでいこうと思います。
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