レストラン マノワ
評価:8.5点
コスパ:A
渋谷区広尾1-10-6 プロスペクト グラーサ広尾 1F
予算目安:16,000円程度(ランチ)
マノワは恵比寿駅と広尾駅の間くらいにあるお店で、マンションの1Fに構えております。店内はしっかりとしたつくりで隙がないにも関わらず、厳格な雰囲気ではないので丁度いい空間。2回目の訪問。といっても1回目はもう5.6年前だったような。
私の誕生日を祝ってくれるという数少ない友達がおり、3人で行きました。ランチは6600円からあるそうですが、食べたいものが高いほうにあったので、まぁおごってもらえるしいいかなと、金持ち達を利用します。12000円にサービス料がつくので、実質13200円と絶対的な金額は安くない。
ただし、アミューズ、スープ的なもの、フォアグラがメインの前に出てきて、メインは数ある中から2種類選ぶことができる脅威のコスパ。
ここはペアリングではなく、3種類のワインを選び、それが3300円で提供されます。5種類だと5500円。1杯1100円計算ですが、ワインのランクから考えると非常にお得であり、量もしっかりあるので驚異的。ワインだけ飲みに来てもいいくらいのお得感があります。ソムリエが紹介してくれ、自分で選ぶので、少し知識があったほうがいいかもしれませんが、お任せっていえば普通にもってきてくれるような気もします。我々は説明聞いて、それぞれ選んだ感じ。
演出が素晴らしく、アミューズは3人分まとめて持ってきてくれますが、写真のように取り分ける前に少しテンションあがるサーブのされ方をし、説明後にとりわけてくれます。
かつお、鹿野テリーヌなどでしたが、どれも丁寧であり、アミューズとしては満足行くものでした。
こちらはオマール海老をつかったスープ的なもの。皿がゴージャスであり、センスもいい。キャビアも添えられていますが、それにのってるエビ煎餅みたいなのが超海老でした。スープも見た目だけでなく上品な中に味わいがあり中々。そしてオマール海老がかなりふんだんに入っており中々こちらも満足行く一品。ワインが進みます。
続いてフォアグラですが、この黒いタイに魅せられて、どーしても食べたくなったのでこちらのコースにしたのであります。意外にも(考えてみればそりゃそうかと思いますが)別にたい焼きみたいになっているわけではなく、タイ半分がのっかっているだけでした。
肝心のフォアグラは非常に質がよく、味付けはスタンダードなバルサミコを使ったソースですが、火入れもよく、しっとりしつつ半生的な仕上げ方が丁度よく大変おいしゅうございました。
続いてメインです。2品選べますが、私は鹿とクマにしました、写真1.2番目。キジを選んだ人もいたので写真載せときます(写真3番目)。
鹿はさすがの火入れであり、スタンダードにうまい。今まで食べた鹿で一番おいしいというほどではないものの、このクオリティを安定して出しているなら素晴らしいと思います。
クマはほとんど食べたことのなかったので、チャレンジしようと思い頼みましたが、やはりクマ料理は難しいのかもしれない、と思いつつ、ジュニパーベリーを使ったソースをつけると、クマ特有の臭いが消えるというより相乗効果となり、おいしく食べられました。しかしながら冬眠から出てきたばかりのようで、完全に赤身の肉であり、ややパサつきはありました。当然説明されてたわけですが。
キジは一口もらいましたが、超高級な地鶏食べているような弾力や味の濃さがあり、中々でした。
こちらはデザート、あんまり覚えていませんが、悪い印象はなく、とりあえず腹いっぱいだったので消化した感じ。ちゃんとはしてました(笑)
デザートとは別にお菓子箱みたいなものを持ってきてくれて、マカロンやらクッキーなど選びたい放題、食べたい放題だそうで、まぁこういう店でそこまでがっつく人はいないでしょうが、少し選んで食べる。まずまずでした。いろいろなフレーバーがある感じ。
私はワインの前にビール飲みましたが、結構飲んで食べて一人1.6万円ほどでした。ご馳走になったので何かいいランチだったなーという感じですが、この内容で1.6万は安いと思います。2万とるところは普通にあるでしょう。
例えば、おいしいけど高いからリピート簡単にはできないなという店が多かったりしますし、ここも絶対額では安くはありませんが、十分に満足できる内容であり、リピートしたいと思えるお店でした。
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