インチマリン 18年 2020現行品
評価:7点
コスパ:D
価格:11,800円程度
購入場所:リカマン777(福袋)
インチマリンはロッホローモンド蒸留所のシングルモルトとしてリリースされており、まったく選択肢に入っていませんでした。年始のリカマン777の福袋で、響30年とか当たらないかなと思い購入したのですが、まさかのインチマリン18年と山崎NVという結果に途方に暮れました。。。ただ、山崎NVはまぁどうでもいいとして、インチマリンはこういう機会がないと飲まないので、そういう意味ではいいかなとポジティブに。そしてこの手の福袋で当たりを引いたことがないのにも関わらず、ワインもウイスキーもつい買ってしまうという。
遠い記憶ですが、インチマリンの印象は最悪で、最悪すぎて名前を忘れないほど。湿ったダンボールの味というか、とりあえず、多くのウイスキーでまずい、とまで思うウイスキーは少ないですが、その当時の記憶はまずい、という印象しかない(笑)
10数年の時を経て、再び対戦することになったわけですが、なんだか随分印象が変わりました。香りは麦芽、乾いた草、ちょっとバニラとトロピカルな感じ。これ何かに似てると思ったら、グレンモーレンジの現行品をちょっとマイルドにした感じに似てるかもと。パフュームっぽさはインチマリンにはそこまでないですが。カスタードっぽい感じもします。
おやおや、なんだかいいかも?と思い飲んでみます。全然グレンモーレンジと違いました(笑)バカ舌は健在な私。ただ以前のような悪い印象ばかりでなく、結構な粘度と共に、いろいろなフルーツの感じはします。レモンぽさや、南国な感じ。そしてカスタードっぽさもあり、私の語彙力だとグレンモーレンジと同じじゃねーか、となるわけですが、全然違います(笑)少しナッツな感じもありますが、一番違うのは、悪い意味でフィニッシュや後味。この後味はインチマリンぽさ健在。湿ったダンボールを若干ですが感じ、舌にも残り、後に残るあまりよくない感じ。最初からケミカルっぽさは何となく感じるものの、最後まで続くというか。
しかし、これ好きな人にはたまらんだろーっていうのは理解できますが、私は勉強が足りないため、もっとスタンダードなほうが好みかもしれません。ただ、随分印象は良くなりました。
ロックで飲んでみると、さらに印象がよくなり、華やかさが増します。甘くない梅酒を飲んでいるような感じで、大変飲みやすく、結構うまいじゃん!ってかなりポジティブに。不思議なことに、一気に印象がかわるとともに(ストレートがまずいわけではないけど)、後味も全然気にならない。ストレートとの違いに驚くほどです。良くも悪くも同じウイスキーとはちょっと思えませんでした。特に梅の感じはストレートはほとんど感じられないのに、ロックになると最初に感じ、そして全面に感じます。私は断然ロックがオススメ!
リピートするか?といえば、値段が値段なだけに、他にもっと好きなウイスキー買えるし、いろんな種類飲みたいので、しばらくはいいかなという感じ。インチマリンって特に日本ではそんなに人気なさそうなので、バーとかに置いてあっても空くまでに時間かかりそう・・・なんて思いながら、ロックのおいしさを感じながらこの記事を書いております。好きな人にはたまらん味わいでしょうから、一度お試しでバーなどで飲んでみてください。
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