ファルネーゼ・エディツィオーネ・チンクエ・アウトークトニ No.18 2016

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ファルネーゼ・エディツィオーネ・チンクエ・アウトークトニ No.18
評価:8点
コスパ:B
生産:イタリア アブルッツォ
品種:モンテプルチァーノ 33%、プルミティーヴォ 30%、サンジョヴェーゼ 25% etc..
価格:4,300円(税込)

ファルネーゼ家は安くても高くても、比較的好みのワインをつくってくれているので、いろいろおすすめはありますが、今回は割と高価なエディツィオーネの紹介です。数年前から、大体年間1.2本は飲んでいますが、フランスとかより年代の差がないように思います。バローロとかは感じることあるんですけど、こういう濃い感じで重厚なイタリアワインはあんまり差がわからない・・・。

なんかで99点とっているようですが、基本的には信用してないのでそこは気にしません。このワインは割と幅広いところで売られているので、ネットでなくても手に入りやすいです。濃さはありますが、甘みや果実味が凝縮されているので、パーティとかに持ち込んだり、肉系や濃いクリームソースなんかを使った料理に合うのではないでしょうか。少し困ったときに、とりあえずちょっといいワインを・・・という感じで出せるやつみたいな。

香りからして重厚で(ちなみに例によってボトルもクソ重いですが)色もシラーみたいな色なのでとても濃い。アマローネっぽいといえばそんな感じもしないでもないですが、もう少し複雑さを感じます。飲んでみても想像通りで、パワフル、濃厚、凝縮といった感じ。熟したベリーから甘さの濃縮さを感じます。プリミティーヴォ的でありながら、複雑さがあるのは何種類かのブドウをブレンドしているからでしょう。タンニンは感じますが、それほど強くないというか、少し置いとけばマイルドになるので、デキャンタの必要はないと思います。

すぐ開けておいしい、割と複雑なんだけど、わかりやすい旨さ、太陽たくさん浴びたブドウで造ったワインという感じ。いかにもイタリアワインという感じです。このくらいの品質になると、チリでもない、スペインでもない、勿論フランスでもない、明らかにイタリアでしかつくることができないワインでしょうし、こういったワインが4500円程度で飲めるのはファルネーゼの凄さかもしれません。勿論デイリーワインとしては高いですが、下手なフランスワイン飲むより気軽でいいなぁ。

欠点をあげるとすれば、良くも悪くも凝縮された味なので、濃いワインが好きではない人には、くどいかもしれません。そして、なんていうかちょっと狙ってこういうワインにしてるんじゃないの?って感じがなくはないので、そのあたりをどう感じるかでしょう。あと長期熟成はそんなに向かなそうなので、せいぜい5-10年くらいではないでしょうか。まぁそこまで待つワインでもないような。少し贅沢に食事と合わせて飲むのが良さそうなパワフルなワインの紹介でした!

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