風の森 秋津穂 657

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風の森 秋津穂 657
評価:7.5点
コスパ:S
価格:1,155円(720ml)
購入場所:IMADEYA(銀座SIX)
酒造:油長製造(株)

既にだいぶ有名になってきている風の森ですが、純米酒しかつくらず、今はほんのわずかに火入れしたお酒も造っているようですが、ほとんどが生酒という酒造。保管に気をつかわなくてはなりませんが、こういうクオリティのお酒を低価格で飲めるというのは本当に凄いことだと思います。風の森を知ったのは、2018か2019くらいに一度日本酒が充実している居酒屋に行ったときにたぶん飲み、そこまで覚えていなかったんですが、去年京都に行って洒落た料亭というか和食屋に行ったときに、飲んでみて、おや、おいしいと思い認知したという感じです。

生酒感が満点なのはこの微発砲で、ピリピリしてる感じでしょう。このお酒はけっこう発砲感強くて、開けるときにポンっとマジで栓が飛びましたので、お気をつけて(笑)。香りは特に強さはないですが、フレッシュな感じはします。飲んでみて驚くのは、旨味と酸を十分に感じることができます。1200円を切る価格でこんなお酒飲んだことない・・・。

ピリピリとした微発砲とハッキリわかる米の味、酸、キレのよさのバランスがよく、スムースにスイスイ飲めるのに、味わい深さもある。若干の水あめっぽさというか、後味が気になるところはありますが、精米歩合が65%でフルーティさも出しているお酒にしては許容範囲でしょう。

サプライチェーンやネットの発達で生酒やこれまで地産地消していたお酒、または新しく出てきたお酒などが手軽に飲めるようになりました。風の森のようなスタイルのお酒は、その恩恵を最大限に生かす現代の日本酒といっていいのではないでしょうか。

地元の原料(お米)を使うと相性がいいとか、地元の食材を~~なんて言いますが、風の森もそういうことはしているようです。というかそれが始まりのようではあります。目が届くからいいのか、挑戦したいのか、などはわかりませんが、宣伝要素にはなります。山田錦や雄町などでもつくっているようなので、今度試してみたいと思います。

消費者としては、この価格でこの高い水準のクオリティのお酒を飲めるのはありがたいですし、結構万人受けする味だと思うのですが、事業をずっと続けるにはいかに儲けるかということも必要なので、頑張りすぎないでほしいとは思います。1,2割値段が上がっても買う人はいくらでもいるでしょう。日本酒はあまり儲からないというイメージありますから、是非サスティナビリティも考えた酒造りや価格設定をしてほしいと思います。ありがたいんですけどね~。

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