鮨 そえ島
評価:8点
コスパ:B
福岡市博多区美野島2-6-34 アスティオン美野島 1F
予算目安:18,000円くらい
食べログで鮨100名店にも入っており、ミシュランも獲得しているそえ島へお邪魔しました。博多駅からは10分ほどだと思いますが、宿泊場所からは離れており、あまりの暑さにタクシーで向かう。
長いこと大将と女将の夫婦でやってきたらしいですが、4月から新人を入れて修行中とのこと。立派になってほしいものです。店の雰囲気はとても良く、カウンター8席のみ。ある程度の値段取る鮨屋であれば内装も期待しちゃいますが、ごちゃごちゃしておらず素晴らしい。とりあえずビールを頂く。グラスはうすはりっぽい感じでいいです。
煮だこ・・・〇 塩味なのでさっぱりしております。わさびの質もよく伊豆産だそう。
タイの刺身昆布〆・・・〇 能古島近辺で取れたものらしく、おいしいのですが、ベストではない感じ。いい感じで〆られていますが、若干強いのは鯛の質のせいでしょうか。ついうまいんだけど、ベストではないと会話してたら聞こえてしまい、悪天候続きなので結構仕入れに苦戦したそう。正直に言ってくれるところが好感。
鯛からとった出汁・・・〇 秋田産のジュンサイがいいアクセントであり、出汁も昆布とタイがいい具合に調和。
この辺りで日本酒に。純米系で持ってオススメをというと、飲んだことのないもので、福岡のお酒らしい。いきなり純米大吟醸とは値段が心配です。このお酒はうまかった。今度買ってみようと思います。お酒は純米大吟醸は四合瓶、その他は一升瓶で入れているらしく、香りが飛ぶか飛ばないかで判断しているよう。4合瓶だと利益取りにくいでしょうけど、とてもいいなと思いました。
クジラの刺身にら醤油・・・◎ 肉肉しい質のいいクジラでしたが、にら醤油が非常に合う。生姜とかではないんですね?と聞くと、臭みというかクジラの特徴を生かすにはにら醤油がいいと思っているそうで、納得。
のどぐろの茶碗蒸し・・・◎ 脂がのったのどぐろが結構入っており、出汁の感じも素晴らしい。
海うなぎの小さな丼・・・◎ お酒で蒸してから焼いているそうで、関東風というか。ふんわり仕上がりつつ、酢飯との相性も良かった。
やりいか・・・〇 普通にうまかったです。
ガリも手作り感ありました。
マグロ・・・〇 おいしいけど、最高ではない感じ。
車海老・・・◎ 味噌も入った握りでした。車海老そのものよりもいい感じに空気が入っていて食感が素晴らしかった。
金目鯛・・・△ こちらは炙り方がイマイチすぎて魚の味が楽しめず。
牡蠣・・・〇 よほどリクエストされない限りは生では出さないそうです。いい牡蠣でおいしいけどもったいない気がします。
こちらも福岡のお酒らしいですが、普通でした。寿司との相性は結構いいかもしれません。
赤ウニ・・・◎ こちらも最高ではないですが、赤ウニらしい濃い甘みは十分に感じられ、うまかったです。
〆アジ・・・〇 凄くいい感じのアジだったので、なんで〆るのだろうと疑問がありましたが、これはこれでそこそこおいしい。
穴子・・・〇 ある程度のふんわり感と香ばしさはありましたが、穴子自体の質がイマイチなように感じました。対馬産らしいですが。
トロタク・・・★ 本日一番びっくりしたのがラストに登場。ほぼマグロであり、口の中にマグロの旨味が広がります。覚えておいてもらえるよう、わざとこうしているみたい。
みそ汁と玉・・・△ まったく印象に残りませんでした。
追加で頼んだアラ(クエ)・・・〇 悪くないんだけど、脂のりがイマイチだったので、小さいクエですか?と聞いたら11kgとのこと。まーまーでかいとは思いつつも、もっと大きいほうがうまいんだろうなってことと、旬が冬なのでそれも影響しているのでしょう。
会計は一人当たり18000円。都内で食べたら2.5~3万くらいはしそうですが、地方なら品数からしても妥当かなと思いました。接客も素晴らしく、まったく気取らない感じで良かったです。
恐らくこの日はネタに苦労されたのではないかと思いますので、次回食べに行ったらもっと評価上がるのではないかなと思っています。また行こう。ご馳走様でした。
コメント