ハイランドパーク 15年 シグナトリーヴィンテージ
評価:8.5点
コスパ:B
価格:15,000円(700ml)
購入場所:リカマン777
去年の年末くらいだったと思いますが、リカマン777で試飲したときにおいしかったので、今度来たら買おうと思い、翌週も銀座に用事あって試飲だけして帰ろうと思ったら、残り1本だったので買ってしまったこのハイランドパーク。元々ハイランドパークは好きなウイスキーの一つですが、カスクストレングス飲んだことなかったので楽しみにしていました。
このハイランドパークはアルコール度56.1度あるわけですが、そのアルコール度の高さを感じさせない・・・とか言いたかったですが、かなり感じます(笑)逆にそれが魅力といえばそうなのですが、香りからしてアルコール度高そうだなとわかる。ピリッとくるアルコールな感じな香り、そして麦芽が全面に主張、ナッツっぽさもあり、蜜っぽさも感じることができます。飲んでみると一瞬素晴らしい甘さ、華やかさを感じた直後にピリピリきます。その後にそれほど強烈でない、いい具合のピーティさがあり、嫌味のない苦味が最後にくる感じ。非常に深い味わい。ピーティというよりスパイシーというか。チョコレートっぽさもあります。
加水すると、アルコールの強さはやや薄れ、華やかさが目立つようになります。少しハーブっぽさやレモやオレンジのような柑橘感も強調される気が。飲んでみてもそれは同じで普通にアルコール感が薄れ、そもそものハイランドパークらしい蜜な感じとナッティさがより際立ちます。そしてフィニッシュは長く、ブルーチーズっぽさも残ります。オフィシャルの18年はもうちょっとマイルドな感じがあり、こちらは少々粗々しさみたいなものが。まぁそれが魅力なわけですが、以前試飲したときはピリピリ感がかなりなくナチュラルだったので、これはまだまだ置いておいてもいいような気がします。
実際のところ、開けて3か月ほど経ちますが、最初に飲んだときよりマイルドになりとげとげしさが少し和らいだような。開栓後にじっくりおいて少しずつ変化を楽しむにはとても良いと思ってます。
こちらは2016年にボトリングされたものなので新しいといえば新しいですが、シグナトリーのストックは当然年々減っているでしょうし、恐らくハイランドパークのようなメジャーなウイスキーは今後ますます手に入れる機会が減っていくか、値段が跳ね上がるでしょう。
オフィシャルの18年も同様にオススメできますが、値段考えたら、少し背伸びしてこちらを買ってもいいのではないかと思いました。やはり粗々しさも含めて違うので、その個性はオフィシャルにはないものであり、それに魅力を感じるのであれば、かなりオススメできます。安くはないですが、コスパとして悪くないかなーと。是非見つけたら一度試してみてください。
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