作 新酒 純米大吟醸 2021

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作 新酒 純米大吟醸 2021
評価:8点
コスパ:B
価格:2,200円(税込) 750ml
購入場所:ネット
製造元:清水清三郎商店

毎年の出来に少しムラがあるように思える作ですが、2021年の作は中々ではなかろうかと思います。作を知ったのは父親が10年前くらいに買ってきて、なんじゃこれー、うまいなーと思ったのが最初。その後しばらくワインを結構飲んでいて日本酒はそれほど飲んでいなかったですが、最近は年間4号瓶で30本くらいは飲んでいるだろうか。月2~3本のペース。ワインに比べて種類は少ないので、どうしてもレビューは少なくなります。

新酒ということで、ラベルも少しモダンですが、全体的には穏やかな印象を受けました。米の種類や年によってバナナっぽさが結構目立つことがありますが、今回のロットはやや粘度がありつつも割とスッキリ。フルーティさはいつもの感じですが、梨やメロンっぽい感じで、それも主張しすぎずいい感じ。火入れしてあるのにフレッシュさもあり、いい出来だと思いました。

最近思うのは、例えば寿司を邪魔しない酒、和食を邪魔しない酒、など結構薦められて、確かにわからなくもないですが、逆に言えばそれほど特徴がなかったりして、邪魔はしないけどマリアージュもせずテロワールもないみたいなお酒もあります。ワインと似ているところがあるとは思いますし、例えばよく生牡蠣を食べるときには、安いシャブリ、特徴のないものが合う、みたいなものでしょうか。まーそもそも生牡蠣には日本酒が合うような気がしないでもないですが(笑)

その辺りやや納得できないところもありますが、例えばこの作は、洗練されていて、味もしっかりあり、旨味もあるけど穏やかだったりします。こういうお酒は単独で飲んでもいいでしょうし、ある程度幅広い料理にも合うような気がします。

海外に出荷しているのか、何故か750mlの瓶でラベルは英語で住所も。確かに白ワインと比べて税金はあるんでしょうけど、日本酒は安くてクオリティのいいものが多いので、活路は輸出かもしれませんし、倍の値段でも飲む人いるでしょう。是非日本では(日本に来れば)今の価格を維持して頂き、海外輸出で儲けてほしいものです。ただ生産量増やしてクオリティは落としてほしくはない。

考えてみれば、こういう飲みやすく洗練された味わいは海外でも受けるでしょうし、酸をそんなに感じない穏やかな飲み物って意外と少ないかもしれないとか思いつつ、いい塩梅でビジネスも伸ばしてほしいと思うのでした。

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