保身に大半の時間を使っている

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現在私は日系の結構な規模の会社に勤めていますが、元々は外資からの転職しました。別に外資がいいわけでもなく、日系の会社が悪いばかりではないですし、規模が大きいからスゴイと言うこともありません。ただ規模が大きくなればなるほど、そして日本的?ともいえる文化で違和感があり、これは何だろうと感じていました。

まず資料がわかりにくいというのは総じて言えます。文字が多く結局何をそのスライドで言いたいのかわからない、もしくは理解するのに時間がかかるということが言えます。これならワードかなんかでひたすら必要なことを文章で読んだほうがいいとさえ思う。

保身に大半の時間を使っているということを何となく感じたのは、一つは明確な権限がある程度のポジションでもないから、マネージメントにレポートすることの事前会議をやってみたり、自信がないからとりあえず部長に先に言ったからね・・・的なものを残したいのではないかとさえ思う。CCに人が超いっぱい入ってるとかもよくあります。

会社は会社で減点方式なので、タスクが難しかったり、additionalで色々なことをしても、全部できてやっと100点。またちゃんと把握していないので、その点数も印象で決められるということも保身に走る原因となっているでしょう。そりゃ~言われたことやっときゃいいって感じになります。

説明するのが中々難しいですが、この結果保身になるのは、ほぼ無意識でやっており、文化がそうさせてるのではないかと思います。上述のような状況があるので、何かをするときにどう転んでも自分には責任がない、もしくはうまくいけば自分の手柄、うまくいかなかったら自分のせいではないという印象と持たれるために労力を使い、時間を使うといったところでしょうか。

ぶっちゃけ、俺その場面でシェアしたからとか、報告したよねって結果重視ならどーでもいいことであり、プロセスが大事とか良くいいますけど、その保身のためのプロセスはマジでいらない。失敗を実は許容しない、もしくは失敗していなくても印象で評価されるということもこうなってしまう原因ではなかろうかと思います。

まぁそんな中に身を置いているのも自分が決めていることなので、嫌なら転職すればいいのですが、それはそれとして、ではどうすればある程度楽しく働けるか?といえば、自分で興味のあることや、タスクの中でも好きなことを見つけ、評価など気にせずにやってみる、というのがいいと思います。

私は人に興味があるので、今年はまったく評価を気にせずに、そもそも何を社員が会社に求めていて、インサイトは何なのか?みたいなものを見つけ、育成やコンピテンシーの押し付けではなく、求めていることに対して何が提供できるか?みたいなものを探るという活動を10人くらい集めて定期的にやっているという感じ。勿論、その10人の育成みたいなものも含まれるわけですが、答えのないものを探すという知性を磨くグループにしたいので、効果あるかわからないですが、やっています。それはそれで大変だけど楽しい。別に評価されなくてもいいと思ってるので、自由にできるというとこがやる気になるのだと思います。

ということで、実は結構保身に時間を使って、生産性のないことをしているところで働いているという話でした。

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