甲州辛口 2020 (あさや葡萄酒)
評価:6点
コスパ:C
価格:2,041円(税込)
生産:日本 山梨
品種:甲州100%
購入場所:ぶどうの丘(山梨)
少し前に行った試飲が沢山できる山梨のぶどうの丘で、結構面白い味がするなーと思って買ったワイン。帰ってみて開けてみると、また印象が変わりました。結論からいうと、普通の甲州のほうがモダンであり、飲みやすくあります。一方古代甲州は特徴的なところがあるので、好き嫌いがわかれるのではないかなと。
味わいとしては、特徴的で野生っぽいというよりは、すっきりしない飲み口。現代的な甲州は非常にスッキリ飲めるのが一つの特徴だとは思いますが、こちらは、なんていうか雑味とは違う古っぽさがあります。ホコリっぽいというか、洗練さがないというか。
それが悪いとも言い切れませんが、モダンではないので味わいは少し回りくどさを感じます。ミネラル感は結構あり、レモンを連想させる味わいであり、酸も結構ある感じで、アルコール度が低い割には味はある感じ。飲みやすいか飲みにくいかは、完全に好みに依存します。私は面白いなーとは思いますが、リピートしようかなとは思わない感じで、これなら違う甲州をいくつかまだまだ飲んでみたいと思えます。
この古代甲州は指定文化財でもある樹齢130年の樹から枝分けをしつくっているそうなので、確かに元々の甲州に近いのかもしれません。そういう意味では品種改良ってスゴイんだなーと感じる一方、昔のワインってもっとワイルドで洗練さがなかったのかなーと想像してしまいます。飲み慣れたらこういうワインのほうがおいしく感じるのかしら?
いい意味でいえば日本でしか味わえな特徴を兼ね備えれているこのワイン。土着感がないとそういうものは感じにくいのですが、一方で洗練さというかモダンさというか、そういうものも必要なんだろうなーと思ったワインでした。
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