来福 純米大吟醸 愛山

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来福 純米大吟醸
評価:7.5点
コスパ:C
価格:2,750円(税込) 720ml
購入場所:ネット
製造元:来福酒造株式会社

以前、どこかで来福を飲んだときに、うま~~~!と思った記憶があったので買ってみました。この酒造はかなりいろいろな米の品種を使っているので、それぞれに味わいが違うのだと思いますが、カルト日本酒の14代とかでも有名な愛山の純米大吟醸を試します。

まず驚くのが、香りの良さ。日本酒ってそこまで香らないですが、このお酒は中々いい感じ。米削ってんだろーなーっていう吟醸な感じです(精米歩合40%)。飲んでみると、フルーティでマイルドな感じ。愛山を使ってることが影響しているのでしょう。複雑さは特になく、ストレートな感じ。辛口が苦手な人にもおすすめできます。ふくよかですが、逆に言えばキレがない。酸を求める、または好みの人はそんなに合わないかもしれません。そもそも酸やキレみたいなものを狙ってはいないとは思いますが、悪い言い方をすればぼんやりします。そしてこういうお酒って好きなほうですけど、増えてきてると思います。フルーティさは、メロンとかをイメージするといいかもです。違う来福飲んだときはバナナっぽかったイメージありますが・・・。

一般的にフルーティなお酒よりも、一段上を行く美味しさはありますが、特徴というか、個性をあまり感じられないので、なんかちょっと高級でうまい日本酒って感じ。こういうお酒は生酒のほうがいいような気がします。他にマイナス要素を挙げるとすれば、後味が個人的にあまり好きではない、苦味を感じます。好きな人もいるのではないかと思いますが、単体で楽しむというよりは食事と合わせたほうが良さは感じられるのではなかろうかと思います。

確かに酵母にもこだわり、米にもこだわり・・・それが結集して出来る味だと思いますし、それが他より一段上を行く品質になってるのだとは思いますが、3000円近くすることを考えると、他の選択肢が結構思い浮かんでしまいます。今後日本酒はさらにグローバルに評価されていくでしょうから、値段はどんどん上がっていくような・・・

純米大吟醸としての完成度は中々ですし、万人に受ける味ですし、良くはないですが、値段もそこそこするので、プレゼントやパーティの持ち込みには重宝するかもしれません。名前もプレゼントとかに向いています。ここの生酒や違う種類のお酒を今度は試してみたいと思います。

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