来福 純米吟醸 愛船206号

いいもの紹介
スポンサーリンク
Pocket

来福 純米吟醸 愛船206号
評価:7点
コスパ:B
価格:1,925円(税込) 720ml
購入場所:伊勢丹新宿
製造元:来福酒造株式会社

先日、新宿伊勢丹に行った際に来福スパークリングと一緒に購入したお酒。来福はこれまで純米~純米大吟醸、米の種類もいくつか飲んできて、お気に入りの日本酒の一つです。祭事みたいなことをやっていて、酒造で働いている方も来ていたのでいろいろお話を伺っていると、こちらのお酒を勧められました。火入れは1回ということで、米が愛船を使っているとのこと。知らない米だったのですが、愛山の親的な存在らしく、今では貴重な模様。飲んだことなかったので購入に至りました。

精米歩合は50%なので、大吟醸と呼べるわけですが、来福では吟醸として販売。飲んでみると、非常に粘度があるというか、とろみが強い。ハッキリわかるほど強く、不思議なことに味は来福らしく、フルーティであり、ふくよかで甘みがある感じ。何となく古さと新しさが融合されているようなお酒で、古臭さはまったくなく、むしろ現代っぽい味わい。

粘度があるので、少し重く感じるため、食事と合わせたほうがいいような気がします。難しいのは、米のうまみはある程度あり、後味の苦味がなく飲みやすいお酒なのに重いということと、愛山のほうが洗練されているので、深みみたいなものはそれほど感じないということ。ある意味結構初めて飲むような感覚で面白い。

全体としては、面白みがあり、ただ歴史のある米を使ったというだけではなく、しっかり来福らしさを失わずに、そしてこれまでのものとは違うお酒に仕上がっています。中々おいしいというのが結論。では次も買うか?といえば、普通に愛山買ってるかもしれません(笑)

来福酒造は江戸時代、1700年前半からある歴史ある酒蔵であり、花酵母を自家培養するなど、非常に面白い試みをしている酒造。今回の愛船だけでなく、めずらしいお米を使用した日本酒造りを研究しており、伝統を守るだけではなく、他とは違う酒造りをしているところが非常に魅力的であります。

また、結構私的には珍しいと思っていますが、純米~純米大吟醸まで、それぞれ来福らしさを崩さず、どれを飲んでも一定のクオリティがあり、値段もほどほどなので安心できるのも素晴らしい。例えば七田なんかは、とてもおいしいわけですが、純米大吟醸は値段の割には・・・ということがありますが(というか純米、純米吟醸で十分においしい)来福はどこをとってもそれぞれおいしいという感じ。

甘みを感じたく粘度あるのが好きなら、この愛船はオススメできます。機会があれば是非試してみてください。

Pocket

コメント

タイトルとURLをコピーしました