シャトーモンペラ ルージュ 2017
評価:7点
コスパ:B
価格:1,900円(税込)
生産:フランス ボルドー
品種:メルロー70%、カベルネ・フラン20%、カベルネソーヴィニヨン10%
購入場所:ネット
シャトーモンペラが有名になったのは、漫画神の雫の1巻に登場し、オーパスワンよりうまいぜ~という話(超省略)それが2005年なので、もうかなり前に有名になり、今ではどこでも売っているようなワインになりました。私はオーパスワンのほうがうまいと思いますが、昔以上に今は高すぎて買う気になれない&そこまで値段だして飲むクオリティではない、という印象あります。一方モンペラは2000円を切る価格で買えて、クオリティもまずまずというイメージがあり、毎年1.2本は飲んでいます。
香りは、なんか閉じてるなーと思いつつ、カシスやベリーっぽさは感じ、またメルロー主体なのはわかります。そのため?(よくわかってないけど)ちょっと野性っぽさというか、土っぽさというかそういうのは感じますが、それでもそこまで印象的ではない。
味は、タンニンはありますが、そこまで強くなく、やはりベリーっぽさはあり、ややワイルド。それにしても結構閉じてる感じだったので、少し放置してから飲むと(デキャンタすればよかったかも)、かなりシルキーになり、骨格みたいなものはそのまま、甘みも感じて柔らかくなり、果実味もさらに感じられました。いかにもボルドーワインという感じであり、イタリアワインのような明るさではなく、落ち着いたワインだけど、まずまずの複雑さもある。たぶん最初からデキャンタしたほうがいいと思います。
ボルドーワインはあまりコスパが良くないので飲みませんが、2000円程度でボルドーぽさというか、ボルドーでしか出来ないような味わいのワインは中々ないので、貴重な一本であるとは思いますし、どこでも手に入るのがいいかなと。シャトージスクールのセカンドなんかも同じ価格帯でオススメできますが、モンペラもこの価格帯のボルドーではかなりいい部類ではないでしょうか。
神の雫はワイン頼りなストーリーで中々辛いものがあり、表現も私にはわけわからんですが、このワインはロックバンドのクィーンのようだと表現しておりました。クイーンって相当突き抜けてたと思うのでその尖った感じは、このワインにはないように思いますが、言われてみれば外れてもいないような・・・という感じ。まーうまければ何でもいいわけですが、ボルドーワインらしさを感じてみたい方はエントリーにはとてもいいワインだと思います。
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