そういえば、Amazonよりも圧倒的に楽天で買うことが多いのですが、最近の楽天のポイント制度は改悪とよく言われます。確かにそうですが、マーケティングからしてみれば非常に普通のことをしていると思います。ポイントをなるべく与えないで客を逃がさないことは、当然利益に繋がるし、利益を出すことは楽天にとって最優先事項でしょう。
昔ソフトバンクがADSLを従来の半額でやることにより、一気にシェアを拡大しましたが、やってることは同じことでしょう。今で言えばpaypayなんかも基本的な方針は一緒と思います。
まずお得感を出して、知名度をあげ、利益よりもシェアを伸ばし、多くの人が使うようになってから利益を取りに行くという感じ。
楽天も国内でいえばネット通販というものに早くから目を付け、国内では知名度など含め、他の追随を許さない状態にしてからさらに利益を取りに行く感じ。少し違うのは、Amazonのように、ECでありながらビジネスモデルが全然違うところにシェア奪われているところでしょう。
モデルの大きな違いは、楽天は商店街のように、楽天市場の中に同じものを売る店が何店舗もある感じですが、Amazonはサイト内での競合はせず、商品をなるべく安値で売るという感じ。どちらもメリットデメリットあります。Amazonって在庫管理どうやってんだろうとか思っちゃいますけど。
また、既にECだけでは勝負が出来ない時代になってきているので、いろいろなものを抱き合わせて楽天は勝負しています。所謂楽天経済圏と言われるもの。例えばクレジットカードや証券会社、銀行、携帯などすべて楽天を使うことにより楽天市場で買うときにポイントの還元率が良くなるようするという感じ。そんな私も楽天カードを数か月前に作り、あっという間にメインカードに。
特にクレジットカードの効果は絶大で、プレミアムカードはとてもいいと思います。いくつか改悪がありましたが、それでもなお、そのカードを使って楽天市場で買えば、ポイントは4倍で、楽天市場コース的なものを選ぶと5倍になり、通常の買い物で常に5%オフになります。さらに、0と5のつく日はポイントが5倍になり、お買い物マラソンなどで買いまわればさらにポイントが得られます。上限ありますが、買う日にちなど選ぶと、私の場合はこれらのコンボでデフォルトでポイント10倍(要は10%オフ)+αとなります。
サイトの見やすさや、配送に関してはAmazonのほうが優れていますし、送料も基本アマゾンのほうが有利なことは多いですが、送料は値段みればいいし、配送も急がなければ特に気にしないので、結果楽天で買うことが多い。楽天内で当然各店舗が競合しているので、少しでも安く売ろうとしているのも総合的に見れば安く買える要因かもしれません。
結果として楽天の術中にはまっているわけですが、多少改悪になってもまだ優位性があるので、つい使ってしまうというところでしょうか。。まさにそこが楽天の狙いなのですが。。。
ちなみに楽天のクレジットカード(プレミアムカード)はプライオリティパスも無料で発行できるので地味にお得感はあり、楽天メインで使うなら、年会費11000円はすぐにペイできるでしょう。
これまでの総獲得ポイントは77万ポイントほどらしく、上位1%という楽天に対して超献身的な私がおります(笑)。マジで表彰されたいです。
楽天のまわし者ではないですが、いくつか不便なところを許容できるのであれば、様々な制度が改悪にはなってはいるものの、優位性が保たれているなら、今後も使っていくでしょうし、ヘビーユーザーとしては、楽天経済圏の人がもっと優遇されるようになってほしいものです。逆にいえば、カードなど持ってなくて、そこまで優遇される状態でなければ楽天市場を利用するメリットは高くないような。
しかしかなりのリスク追ってまでなんで携帯事業やってるのかは未だに理解できませんが、、、。ちなみに携帯はAUです(笑)
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