天美 純米吟醸 火当て
評価：7.5点
コスパ：B
価格：1,760円(税込) 720ml
購入場所：恵比寿アトレ
製造元：長州酒造(株)
女性が杜氏な天美は結構ツイッターなどで見るので、興味があり、一度飲んでみたいと思いました。で、たぶん1年ほど前に日本酒原価酒蔵的なところで少し飲んで、ん－、まぁほどほどだけど、話題になるほどではないな、と思っていましたが、今回1本買って飲んでみたら結構印象が変わりましたし、中々いい感じだったので紹介となります。
火当てと火入れの違いがわかっていませんが、飲んで驚いたのは、ガスが結構しっかりあってピリピリとハッキリわかるほどにあります。火当てのほうが繊細にやってるってことなのかしら（笑）。味はモダンで梨やメロン系の結構最近多いモダンなフルーティさ。味わいもちゃんとあるのでコクという意味でも悪くない。キレも中々だし後味もいい。あら、おいしいという感じ。
どこかの酒に似てるなーと思い、パッと浮かんだのが風の森。あちらのほうが少しパワフルであり、ある意味大胆な感じはしますが、風の森が好きな人は恐らく天美も好きでしょう。全体的に風の森より滑らかであり、優しい感じ。そういう意味では個性となると風の森のほうがあるかもしれません。
新しい酒造のようなので、設備なども新しいでしょうから、これからどう変化していくかが楽しみであり、発展途上なのではないかと思います。しっかり丁寧につくった現代の日本酒という感じ。山口といえば、特に好きではない獺祭がありますが、あれはあれでいいとして、今後もっとオリジナリティとロジックだけではない日本酒の深みなのか、出来なのか、その辺りを期待したいと思います。
価格は非常にスタンダードな価格だと思いますが、例えば似たような系統の風の森は、同じような精米歩合のものでも1300円とかで買えるわけで、どっち買うか？といえば現状では風の森でしょうか。個人的には純米吟醸なら1700～1800円取っていいと思ってるので、高くはないですが、今後どういうところを目指すのかにもよると思います。ちなみにネットだと高く、プレミアついてても買いたいとまでは思いません。
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