ジョニーウォーカー スウィング 1970年代流通
評価：7点
コスパ：A
価格：4,500円くらい
購入場所：ヤフオク
ジョニーウォーカーを何故か最近結構飲んでいますが、オールドなジョニーウォーカー飲みたいなと思い、70年～80年代の黒を探していましたが、そういえばスウィングって飲んだことないならと思い、現行品を知らずにとりあえず購入。価格は今の現行品くらいなので、得したような気分に。
年代はたぶん1970年代だと思いますが、760mlですし、キャップが金で形状が少し違い、コルクでもないのでまぁその辺りの年代だろうと。間違ってたらすみません（笑）
香りも味もジョニーウォーカーらしいわけですが、オールド感は満点。全体的に少しベタっとした印象があり、黒糖を焦がした所謂カラメルっぽい香り、ややフルーツっぽいアロマはあるものの、あまり感じず、すぐにスモーキーな香りがします。味もイメージのままで、なんていうか現代っぽくないカラメルのべとつくような甘さ、それが焦げた苦味、そしてスモーキーな感じがあり、ピートも感じますが、それほど極端ではない。
懐かしさを通りこして、昔のウイスキーなんだなぁという感想。そもそも生まれてないし（笑）。少なくとも現行品は違う味だろうし、見渡してもこういうべっとりした甘みのウイスキーは今はないのではないかなと思うくらい、今となっては特徴的な気がします。
しかし、悪いわけでも嫌いでもないですが、この甘さはみたらし団子っぽいというか、いずれにしてもさっぱりせず、味の段階がかなりハッキリしており、甘み→苦味→スモーキーで苦味が結構しつこい感じというか。一杯飲むにはいいけど、何杯もという感じにはなれないウイスキー。ちょっとブランデーのようなイメージ。ロックのほうがいいかなと思います。ボディ自体はしっかりしているし、ロックでも段階はそのままありますが、苦味が少し軽減されてしつこさがなくなるというか。こうなってくると俄然現行品ってどんなんだろうと興味は出てきますが（笑）
古き良きウイスキーといったところですが、減るのが遅そうな予感がします。面白く、今ではおそらくないようなウイスキー。でも気分を結構選び、がぶがぶいけない現代人な私といったところですかねー。その昔自分が小さいころ、おじいちゃんが大事に飲んでいそうなイメージが浮かびます。
価格も手頃ですし、ある意味めずらしい味わいなので一度試すには面白いウイスキーではないでしょうか。
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