ベリンジャー ヴィンヤーズファウンダース エステート ジンファンデル

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ベリンジャー ヴィンヤーズファウンダース エステート ジンファンデル
評価:6.5点
コスパ:B
価格:1,700円(税込)
生産:アメリカ カリフォルニア
品種:ジンファンデル主体
購入場所:ネット

アメリカで、ジンファンデルは19世紀前半に持ち込まれたらしく、実はイタリアでは代表的な品種の一つのプリミティーヴォと同じDNAを持っているらしい。言われてみれば確かに果実味の感じや後味のスモーキーさは似ているような。ただ多くの場合、プリミティーヴォのほうが濃く、甘いので、言われなければわからないくらいの私の舌レベル。

香りはラズベリーやチェリーな感じは穏やかにして、少し苦味というか深みというか、ハーブや花のようなニュアンスもありますが、爽やかという印象ではない。味は、ミディアムボディくらいで、香りで感じたベリーやチェリーは感じますが、少しバニラっぽく、それ以上にスモーキーというか、スパイスの感じが後からきます。結構このスパイス感が強いので、ジンファンデルらしいといえばらしく、改めてプリミティーヴォと似ているところは感じられます。

食事に合わせるのはそのスパイス感から、繊細なものには中々合わせづらそう。燻製とかいいのかもしれませんが、想像です。面白いと言えるワインですが、いろいろな要素が詰まっているにも関わらず、複雑さや深みという部分ではイマイチで、デイリーワインとしては十分ですが、結構難しいところ。特徴もあるので好きな人はデイリーワインとして楽しむことができるでしょう。それもプリミティーヴォに似ているような。あの甘さと果実味が好きな人は好きだけど、ダメな人はダメみたいな。

品種の名前的に、ガンダムのモビルスーツに出てきそうな名前なジンファンデル。そもそもアメリカのこのブドウってどういう感じなんだろうと体験するには、このベリンジャーはエントリーとしていいと思います。収穫のタイミングが難しいと言われているジンファンデルは、恐らく年を追うごとに減っていってるのではないかな?なんて思っていますが、どうなんでしょうか。

ジンファンデル100%で、コスパも良くクオリティもいい、みたいなものをつくるのは結構難しいような気もしますが、ブレンドするにはとてもいい品種のような気がします。全然知りませんけど(笑)根本的なところで、収穫や栽培が難しい品種は、今後カベルネソービニヨンみたいな地位は築けないでしょうし、合理的に考えれば、もし自分がワイン農家なら挑戦しないかもしれません。個人的にはジンファンデルらしさは嫌いではありませんので、ちょくちょくいろいろ飲もうかなと思います。

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