ローガン 特級 1980年代流通

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ローガン 特級 1980年代流通
評価:7点
コスパ:A
購入場所:ヤフオク
価格:4,000円くらい

ローガンといえば、ホワイトホースの上位的な位置づけだと思いますが、ネットではホワイトホースの70年代(ラガヴーリンの強い時代)のものを買うのと同じような価格、もしくは安く買えたりします。近年値段が上がってきましたが、まだ手に届く範囲。

スコッチオッデセイによると、このボトルは1976年となっていますが、いろいろ調べると、どうやら1980年代流通と思われます。これより古くなるとキャップが六角形になるよう。ホワイトホースは80年代に入ると、アメリカ市場が意識され、ラガヴーリンが色濃く感じられた70年代と違う、ライトの味わいになりました。確かに全然別物と言っていいとは思います。

このローガンはというと、同時に比べてないので何ともいえませんが、70年代のホワイトホースよりは、ラガヴーリンを感じません。全体的にホワイトホースよりはマイルドであり、当然ピーティさや薬品っぽさみたいなものは感じることはできます。

ややヒネてましたが、最初に感じるのは間違いなくカラメル。味も甘さはこのカラメルっぽさを中心に薬品ぽさやピーティさを感じるという印象。ボディは色から想像できるほど厚くないですが、ペラペラでもないので、ストレートでも十分味わいを楽しむことができます。

全体的に70年代のホワイトホースより粗さがなく、尖った感じもないのがよくも悪くもといったところ。普段飲みには重宝しそうですし、オールドなブレンデッドウイスキーの良さは十分に感じることができます。

私はあまりハイボールを飲まないので、とりあえずロックに。ヒネ感がなくなり、より飲みやすくなりつつも、しっかりとした薬品ぽさは残るのでロックでも十分行けるという感じ。というよりむしろ状態によると思いますが、ロックのほうがいいかもしれません。ハイボールも飲んでませんが、合いそうなイメージ。

70年代のホワイトホースと比べようと思いましたが、ちょっと開けるのためらったので、現行の12年のホワイトホースと一応比べてみました(笑)。この現行品、2000円程度で買えるわけですが、割とコスパいいなとか思ったりしました。比べてみると、マイルドさ、ボディの厚さは流石にローガンのほうが良かったですし、薬品ぽさや特徴という意味でもローガンに軍配。そりゃそうだろ、と思いつつも、ラガヴーリンの比率がやっぱり違うのでしょう。グレーンの質もローガンのほうが良さそう。

今のうちに何本かストックしておいて、将来ゆっくり開けていくのに最適なボトルかもしれませんし、逆に言えば、これ以上値段が上がったら、コスパは悪くなるわけで、そこまでしてほしいボトルでもないような気がします。

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