マルク テンペ クレマン ダルザス ブリュット
評価:7.5点
コスパ:A
生産地:アルザス
品種:ピノノワール、ピノオーセロワ、ピノブラン
価格:2,500円程度
マルクテンペはアルザスで最もお気に入りの生産者ですが、特に白がオススメ。そりゃアルザスなんだから白だろって感じなのかもしれませんが、赤はどの生産者のもの飲んでも悪くはないけど、その割に値段するなぁというイメージ。今回はスパークリングが割とお手頃な値段で買えたので買いました。安いところだと2300円くらいで買えるようです。
香りはアルザスらしくリンゴっぽさ満点。飲んでみると割とドライであり、シャンパンっぽさも強く感じませんがあり、複雑さや奥深さの一因に。製法が似ているんでしょうか。よくわからんですが・・・。アルザスの特徴といえばリンゴの芯のような感じですが、それは白ワインほどでないにしても感じます。あとは桃ぽさと草(ハーブ)なアロマが複雑さを増してるというか。
白ワインを飲んだときのような、何じゃこれ、うまぁぁぁい、とか、この生産者じゃないと味わえない良さ、みたいなものはこのスパークリングでは感じませんでしたが、ナチュラルで味わいもしっかりあり、ミネラル感や酸も程よくあるので、満足行く一本でしょうし、値段が2500円前後ということを考えると、とても高コスパなスパークリング。コスパといえば南アフリカのグラハムベックも素晴らしいコスパですが、2500円でこれ買えるのか、、と思うと気分でわけでも良さそうです。グラハムベックよりは複雑であり、穏やかではあると思います。
最近では2000円台でもシャンパンを名乗るものがありますが、それを買うならこちらを買ったほうがいいような気がします。特徴のない泡を飲むよりは、こういったちゃんとアロマを感じられて、何かを感じることができるほうが楽しいでしょう。
食事と合わせるにも、比較的なんでも合うとは思いますし、コースなんか食べるときに、白やめてボトルでこのクオリティの泡を開け、赤ワイン、みたいなことも十分に可能ではなかろうかと。難しいかもしれませんが、このクオリティの泡をリーズナブルな価格でグラスで飲める店とかあると、おお、良いね、と思えるかもしれません。2500円として6杯だとすると、原価400円ちょい。まーグラス1000円とかなら許容範囲だと思うので、いいのではないかと。
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