グラン マエストロ ロッソ 2019
評価:7.5点
コスパ:A
生産地:イタリア プーリア
品種:サンジョヴェーゼ85%、プリミティーヴォ15%
価格:1,419円(税込)
割とイタリアワイン好きですが、フランスよりもコスパが良く、わかりやすくおいしいものが多いというのが理由。このワインはそれに相応しく、イタリアワインらしい明るい感じが好みです。
香りは、ジューシーで果実味がありそうな感じで少し閉じていましたが、サンジョベーゼらしからぬ感じがし、プリミティーヴォの影響からか中々濃い色。甘みの要素はプリミティーヴォからでしょうか。少しチョコレートっぽさもあり。
味は、結構タンニンが強く苦味を感じますが、カシスやベリーの感じが全面に出てわかりやすくおいしい。なんかサンジョベーゼ中心とは思えなく、モンテプルチアーノのような濃厚さ。プリミティーヴォがいいアクセントになり、15%以上入ってんじゃないかと思わせる味わい。
収穫を一ヵ月ほど遅らせているらしく、熟した感じは確かに十分にし、サンジョベーゼもこんな感じになるのかと思える感じ。酸は確かにそれっぽさはありますが強くはない。
時間を置くとかなりマイルドになり、タンニンがいい感じの甘さに変わりスムースになりました。開けてから30分~1時間くらいで開き、もう一段上の味わいを感じます。
複雑さは大してなく、確かにありがちなワインっていえばそうですが、このクオリティのワインが1400円で飲めるとは結構驚き。リピートしたいと思えるようなワインでした。イタリアワインってこのくらいの価格で一日置いたりすると、急にうまくなるものもあり、不思議なものです。ファルネーゼのザブも1000円くらいで買え、品種忘れましたが、一日経ったらすげーうまくなったみたいなことがありました。
結構パワフルなワインなので肉やビーフシチューなんかいいのではないでしょうか。イタリアワイン恐るべし。
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