ザ 鮨バー (六本木ヒルズクラブ)

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ザ 鮨バー (六本木ヒルズクラブ)
評価:7.5点
コスパ:C
 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー51階 
予算目安:27,000円くらい

ヒルズクラブの会員特典として毎年一回バースデーチケットが送られてきて、2万円分の食事券がもらえます。年会費がクソ高いのでほとんど意味ないですが、とりあえず使おうということで、一番いいコースを頼む。そもそもそんなに行かなくなりましたが、何度行ったときは常に一番安いコースだったので違いを体験しようかと。

ちなみにカウンターのみ8席ほどで広々しているのは良く、51階に位置するのにも関わらず、窓はないので、景色を楽しみたい人には向きません。

ネタが出ていたので写真撮らせてもらいました。ちなみに今日の布陣は小さな子供を含めた夫婦3人と我々2人という感じ。バブルの香りがします。そういえばNHKでやっていた東京ブラックホールというバブルのことを描いたドキュメンタリーというか、ドラマは非常に面白かった。とりあえず赤貝が既に処理されているのが気になります。

海老の白和えみたいなやつ・・・〇 まずまずな車海老を使っており食感がよく、最初にはいい感じ。

カワハギ・・・△ これ楽しみにしてきたのに、期待外れ。身のしまりや肝が貧弱でした。食べた瞬間につい、このカワハギは、ん~~みたいに呟いたら、やっと出せるくらいのクオリティのものが取れだしたとのこと。メニューに載っているので、出さなきゃいけないんだろうけど、ちょっとなぁ。

タイか忘れたけど、こぶ締め・・・〇 割としっかり〆られていて、足し算的なものですけど、ありでした。

イワシ・・・◎ 今年のイワシは脂のりがいいという印象でしたが、確かに素晴らしい。イワシもバケツ一杯いくらという時代から一匹いくらって時代になって仕入れは大変だそうです。

サンマ・・・△ 身も厚くなく、脂のりもイマイチ。今年はおいしいサンマを食べてない気がします。

赤貝・・・△ 全然うまくない赤貝で、巻物もきゅうりが主張しすぎてうまくはなかった。

イワシの炙り・・・◎ 脂といい感じに調和してうまかったです。

鯖・・・◎ 鯖自体のクオリティはまずまずといったところですが、燻製してあることで口の中で程よくスモーキーさが広がりよかった。こういう一工夫は嬉しい。

なんかのしんじょう・・・× スゴイ古くて汚い温泉旅館の夕食の一つにで出てくるレベルでした。

茶碗蒸し・・・〇 バブルを彷彿させるキャビアとトリュフがのっていますが、密かに三つ葉の香りが最強という、まぁうまいけど寂しい感想。

松茸の土瓶蒸し・・・〇 数年ぶりに土瓶蒸し食べました。ここの店は出汁が甘めで、全体的に気になりますが、まぁ普通にうまく、やはりカボスをかけると一気に風味が良くなりうまくなった。松茸も久々食べたかもしれません。まぁ香りのいいキノコですね。

あおりいか・・・〇 普通にネットリおいしい。この辺りで先に来ていた家族が、バブルっぷりを発揮し、海苔にトロとウニとイクラみたいなものを合わせて手巻き風につくってもらってました。まずいわけはないけど、そのコラボレーションがプラスには働かないと思う。

コハダ・・・〇 江戸前らしく結構〆られており、印象に残るほどではないもののまぁまぁだったと思います。

甘鯛・・・〇 こちらもまずまずですが、私が知っているいい甘鯛はこんなものではない。

マグロ・・・◎ おお~~これは天然の良さがわかるいいマグロで、ネットリしていて味も濃い。どこ産か聞いたらアイルランドだそうで、なるほど、この時期はボストンとかもいいですよね、と知ったかぶる私。

大トロ・・・◎ 中トロから大トロの間くらいなイメージですが、こちらもいい感じの脂でくどくなく、深みもありおいしかった。

アジ・・・◎ このアジは非常に弾力というかしっかりした味であり、良かったです。関アジだそう。基準はあるものの、その基準をクリアすれば、関で揚げられれば何でも関になるわけですが。

アカムツ・・・〇 のどぐろですが、脂のりも良くいい感じだったのですが、これガスバーナーで炙っただろ・・・ということで少し気になりました。

ウニ・・・◎ ウニの高騰はシャレにならないそうですが、このウニは今年食べたウニの中では一番でした。しっかい濃く甘い。

この辺りはご家族は帰るのですが、どうやら奥様が妊娠してたころから来ているそうで、生まれて、育ってから子連れで来るようになり、最初は納豆巻きしか食べれなかったが、今はだいぶ色々食べられるようになった、みたいなことを話しておられました。

腹の中にいた頃からいいもの食べ、鮨のネタで食べられるものが多くなっていくことでも成長を感じることが出来るという稀有な存在。

車海老・・・〇 車海老自体はまずまずで、調理も普通な感じなので、普通にうまい。

穴子・・・△ 私は穴子に厳しいですが、だいぶおいしくなる季節なのに全然うまくなく、対馬産と聞きましたが、ホントかいなと疑いたくなる。調理もよくなく、ふっくら感や舌ざわりが良くない。修行してください。

トロタク・・・◎ ちゃんとしたマグロであり、〆にはいいです。

デザート・・・〇 51クラブという景色が見えるところに移動して頂く。もう何の感動もないですし、デザートも無難。栗のアイスクリームは中々うまかったです。

割引なしだと一人当たり2.9万ほど。コース21000円×2でビール×2、日本酒3合とデザート食べてるときに、白ワイングラス、ウイスキーといった感じでサービス料を10%取られる。酒も安くはない感じ。ただウイスキーの竹鶴17年はかなり安い(笑)

場所を考えれば妥当かもしれませんが、純粋に鮨のクオリティはまずまずレベルであり、つまみ的なものにも工夫を感じないというのが、こういうところの”らしさ”でもあり、そんなところかなと。実質払ったのは1.9万ほどなので、その場合はコスパいいとは思いますが・・・。

全体的に出汁が甘めで、シャリも最近割とある強いものでもなく非常に無難な感じです。万人受けしなければならない場所でしょうから仕方ないかもしれません。

なんていうか、サラリーマン的(雇われ的というか)鮨というか、自分の店でこんだけ値段とるなら、この構成や工夫で行くんですか?みたいな疑問がわく。外人の接待には十分であり、食べ終わる頃にそれっぽい感じの方々が来ておりました。

一番安いコースであれば飲んで食べて1.5万くらいで落ち着くので、今後は一番安いのでいいかなと思います。

ここのウイスキーの価格はちょっとおかしく、知多が1100円もするのに竹鶴17年が1870円しかしなく、しかも確か40mlできます。原価で入れてればそんなものでしょうかね~。

また洋物のウイスキーも、ラガヴーリンが安いので竹鶴かラガヴーリンが価格的にはオススメです(笑)

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