バランタイン 30年 1980年前後流通

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バランタイン 30年 1980年前後流通
評価:8.5点
コスパ:D
価格:35,000円くらい
購入場所:ヤフオク

バランタイン沼にはまるといろいろ飲みたくなるわけですが、ついに30年に手をつける。それもオールドの部類に入るであろう80年前後に流通したもの。年代の見分けは既にたくさんのサイトで紹介されていますが、80年後を特定できるのは、キャップのデザインにあります。青青旗とキャップのデザインで判断できる感じです。

35000円ほどオークションでしましたが、赤青旗の70年代は50000円以上するので、ほぼ年代の近いたぶん大して変わらんだろうってことで購入。ちなみにこのボトルはアメリカで発売されていたと思われます。ラベルにVERY OLD BLENDEDと書いてあるのはアメリカ流通品のみだったような。

70年代流通の17年がなくなりそうだったので、比べたいのもあり、思い切ってペリペリと開栓。とおもったら、うお~~~結構なヒネ具合(泣)。とりあえず飲んでみると味は超うまいけど、やっぱりプラスチック感がとれず、必殺の冷蔵庫で一日冷やす。デキャンタまでして、少し良くなりましたが、それでも完全になくなることはありませんでした。

そんな中、香りは、スモーキーで蜂蜜っぽさ、ヒネてて少しわかりにくいですが、フルーツっぽい感じ、麦芽っぽさなどが、かなり複雑なアロマとして感じられます。味はとりあえず熟成感満点の濃さ、少し粘度もあり、やはりスモーキー。シェリー感もあります。

シングルモルトでもブレンデッドでも、30年クラスのウイスキーを飲む機会はそんなにないわけですが、熟成年数の偉大さが良く理解できます。この奥深さやコク、濃さが全然違うなぁと。そしてオールドウイスキーは現行の30年に比べてもそのあたりが違います。これがオールドの魅力かとも思わせる。

ということで、70年代流通の17年と比べてみました。これが、なんていうか17年の状態がラベルのボロボロ具合に似合わずめちゃくちゃいいので、結果としては互角。同じ状態なら圧倒的に30年のほうがいいと思います。全体的に17年は濃さや深みが少しシンプルで浅く感じられます。複雑さは似たような感じで、バランスもとてもいいですが、30年のほうがどっしり来る感じ。

以前17年と12年でどちらも70年代、12年は60年代も含めて比べましたが、圧倒的に17年のほうがうまかったので、やはり熟成年数は重要。現行品との違いはグレーンとかの質なんでしょうかね。

2021年1月現在で、70年代の17年は1.5万ほど、30年は5万。今回紹介の80年前後の30年が3.5万、80年前後の17年が8000~1万くらいなことを考えると、状態のいい70年代の17年は適正価格かなーと思います。10年後とかには倍くらいの価格になっていそうですが・・・。

そうそう飲めるものではないオールドバランタイン30年ですが、いつか最高の状態のものを飲んでみたいな~~と思います。うまさの想像は出来るので、予想外にうまい!とかはなさそうですが、予想以上にやっぱり素晴らしいと思えそうな感じです。

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