バルチュス 2009
評価:8.5点
コスパ:B
生産地:フランス ボルドー
品種:メルロー100%
価格:14,000円くらい(税込)
ヴィノスやまざきが輸入元だったと思いますが、レイニャックの最高峰だそう。フラッグシップのワインでも7000円くらいするのに、その倍はするそうで、金持ちの友人が以前に6.7本2009年のものをまとめ買いしたものの最後の1本をもってきてくれ、レストランに持ち込んで味わいました。メルロー100%。コンセプト的に超熟用につくられていないようで、多少心配だということですが、2009年は当たり年だし大丈夫だろってことで飲んでみる。結果はとてもおいしかった。
色は写真ほど濃くはなく、熟成してる感じの色というか、上品な感じというか。香りは、あ~これ結構寝かせてましたねという感じの熟成感、上品な甘いベリーっぽさ、メルローとはわかりますが、花や土の香りが中々複雑。
飲んでみると、うおおお、そういえばコスパの観点から高いボルドー飲んでなかったけど、これは久々に凄くいいボルドー飲みました~って感じ。熟成しないと出ないエレガントな深い味わい、とてもシルキーで印象的なタンニン。メルローらしい土っぽさも少しありますが、穏やかでありプラムや少しだけイチゴジャムのニュアンス。これがいい熟成感というやつかというのを久しぶりに体験。全体的にリッチでワインだけで楽しみたいとさえ思う。
わずか4ヘクタールの畑つくられるメルローのみを使用したものらしく、これで1.4万なら納得できるクオリティ。もしかしたらもう少し早めに飲めば違う感想になるかもしれませんが、10~20年の熟成には十分耐えられるだろうと思われるクオリティ。2009年ということもありいい感じだったのかもしれません。
こういうボルドーを飲むと、フランスらしさ、フランスワインの凄さを再確認します。勿論他の国にはその国の良さ、コスパのいいものありますが、これはボルドーならではなんだろうなーと思える味わい。高級ワインの部類ですが、チャンスがあれば一度飲んでみてください。
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