グレンファークラス 12年
評価：6.5点
コスパ：B
価格：4,000円程度
購入場所：ネット
スペイサイドで作られているグレンファークラスは、比較的安く、シェリー樽熟成を感じられる貴重なウイスキーと言えるかもしれません。何となく久々に飲んでみようと思い、ヨドバシ.comで冷蔵庫買ってついてきたポイントを使い購入（笑）。
12年が確かスタンダードボトルなので、とりあえず飲んでみる。香りは、よく言われてますが、レーズンや青りんごを感じ、いかにもシェリー樽由来という感じ。ただ以前飲んだボトルを忘れましたが、あんまり香りたたなくて控えめな印象です。
飲んでみると、おや、薄い。かなり薄い。青りんご感全開って感じですが、ウッディさ、最後のほうはスパイシーで少しピリピリきます。シェリーっぽさはありますが、割と甘さは控えめに感じます。全体的に熟成感が足りないような。
スペイサイドらしくもあり、飲みやすく、優しい味とも言えますが、すっげーシェリーって感じでもなく、まぁバランス型。面白みには少し欠け、この価格帯なら結構いいんじゃない？って感想。
飲みやすくはあるものの、すごくスムースな感じか？というと何となく後半のスパイシーや、アルコール感、苦味といったところが、万人に受ける感じでもないような気もします。無難なウイスキーでシェリー樽使ってるウイスキーってどんな感じかを知るにはいいような気がします。
ちなみにロックもハイボールもまったくオススメせず、やはりストレートで薄さを感じるものは、ロックにするとヘタれるというか。ハイボールにしてももっと特徴があったほうがそれぞれの個人に合うような気もします。よって飲み方はストレートがオススメ。
こちらは、21年の年末だったと思いますが、バーで、ちょっとこれ超オススメなんだけど、といわれ、こんなファークラス飲んだことね～と思い、恐る恐る値段を聞くと、1ショット1万！。まぁ確かに10-20万は軽くしそうではあるので、バーで飲むにしては、安いは安いなと思いハーフで頂く（笑）。
飲んでみてビックリしましたが、本当に素晴らしく、現行品とは勿論まったくの別物。全体的にしっかりとした味わいにシェリー樽熟成のいいとこ取りで、深く染みわたる味わいでした。非の打ちどころのないウイスキーとはこのことかと。
恐らく現行品の21年、25年でもまったく違う味わいではあると思いますが、もしこのボトルを彷彿させるものであるならば、是非買ってみたいと思います。12年はファークラスのエントリーであり、一本ゆっくり飲むのにはいいかもしれません。
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